
生まれたとき、なんと両親は無職。25歳のときに、子供のころからの夢だった1000万円の貯金を達成するも、幸せとはほど遠く……。アラサー女性の等身大の幸せを考える鈴芽とろさんのコミックエッセイ「1000万円貯めたけど病んだ話」がウォーカープラスで連載中。
第5回となる今回は、節約根性がますます加速、バイトに明け暮れた学生時代のとろさんが、いかにして成績ビリから這い上がっていったかを描く。
■作者の鈴芽とろさん「親から勉強するよう言われたことはありません」
――高校生になって、ついにアルバイトが解禁に。就職するまできっといろいろなアルバイトを経験されたのでは、と思うのですが、とくに印象に残っているアルバイトはありますか。
アイドルの握手会にて、はがし(ファンの人がアイドルと会話する時間を計り、時間になったら退出を促す係)のバイトが印象に残っています。アイドルの方がかわいかった&バイトの私にすら優しくて癒やされました。
――試験前に根を詰めてひたすら勉強するという、「パワー勉強法」とも言うようなとろさんの勉強法ですが、これに対してご両親の反応は。
「まだ勉強するの?」「もう辞めたら?」という感じでした。学生時代、勉強をやるように言われたり、勉強法をアドバイスされたりしたことは一度もないんです。
――そういう家庭は珍しいかもしれませんね…。ご両親には、大学の推薦入試の内容や、志望校について、どのように話していたのでしょうか。
志望校と試験の日程は伝えていました。国公立だったので「近いし安いしいいね!」という反応でした(笑)。
次回、果たして大学入試には受かるのか!?第6回の更新は、11月2日(木)20時を予定。