家電の改造品で朝のルーティンを大幅時短!便利と危険の背中合わせがおもしろい!!世紀の大発明!?【作者にインタビュー】

  • 2023年8月20日
  • Walkerplus

ウォーカープラスおすすめ夏の漫画!今回は、寝転がって読みたい娯楽ギャグ漫画、ふくたいさお(@fukuta_isao)さんの「りもで・りんぐ」を紹介しよう。


■奇想天外&摩訶不思議!?藤子・F・不二雄を彷彿とさせるギャグ漫画
家電を便利道具に改造し、快適な学生生活を送る天才女子高生の出水川もなか。炊飯器を頭からかぶれば数秒で寝癖が直せ、改造したテレビのスイッチを押せば、今日の曜日に合わせた教科書が落ちてくる。

朝のルーティンを大幅時短させる発明品で、ギリギリまで寝ていられる。そんなもなかは、とうとう遅刻しない時計を発明。実在すればとても便利なものばかりだが、なかには人の心を操作できるなど、危険な発明もあった。

アホなのか天才なのか、紙一重の主人公の発明に巻き込まれる姉と弟、そして少しアンテナがおかしい両親。各々の生き生きしたキャラクターとともに、発明に翻弄される人々が笑える。今回は、そんな出水川家のドタバタコメディを生み出した、作者のふくたいさおさんに本作の制作秘話を伺った。

ーーまずは、本作を発明したきっかけを教えてください。

ありがとうございます。私は子供の頃からドラえもんが大好きで、「自分だったら、ドラえもんのひみつ道具をもっと私利私欲のために使うのに」という妄想ばかりしていました。“もしもボックス”を使って「自分が超お金持ちになった世界」や「自分がモテモテな世界」を作り出す妄想をしたり、遅刻しそうなときに“どこでもドア”を使ってショートカットをする妄想をしたり、嫌なことを言われたときに“どくさいスイッチ”で相手を消す妄想をしたり。ていうか、ものすごくエロいこととか妄想してました。

でも、これって私だけじゃないと思うんです。ひみつ道具を使った妄想をしたことある人って。世の中にきっと、きっとたくさんいると思うんです。だから「ひみつ道具を私利私欲のために使う漫画を描けば、たくさんの人に共感してもらえるかも!」と思い、描き始めました。キャラクターに関してですが、私の身近にステキな家族がおりまして、主人公の家族(出水川家)はその方たちをモデルにしました。

ーー個性的な家族がおもしろいですね。キャラ作りでこだわったところを教えてください。

普段、私が表に出せない欲をキャラたちで発散させています。弟の“もり”には、私が子供の頃にやりたかった「ひみつ道具を私利私欲に使う」をやらせるようにしています。彼は描いていて楽しいです。18年後の未来から来た“おおもりくん”は、私の「だらだらしたい欲」を体現してもらってます。彼も描いてて楽しいです。

ーー発明品を生み出す作業は、どのようなところからヒントを得ていますか?

基本、私が「あったらいいなー」と思うものを描いてます。なので、生み出すのにはそれほど時間はかかりません。

ーー今までで一番反響があった発明品はなんでしょうか?

16話の「心と心を入れ替える装置」です。思春期の頃にみんなこんな妄想したんだろうな、と思いながら描きました。こちらは、1巻に載ってますので、ぜひ!

ーー制作するのに大変だった話を教えてください。

毎話たのしく描いてます。ただ、兼業なので、作画作業の時間がなくて大変です。


本作は、COMIC MeDuで大人気連載中。2023年6月30日に待望の2巻が発売となった。ギャグ度のアナーキーっぷりも加速し、発明品の使い方にためらいがなくなってきた姉弟。「久しぶりに続きが読みたくなる漫画」と、好評だ。

取材協力:ふくたいさお、COMIC MeDu編集部

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