
ぷるぷるぷるぷる…震えが止まらない猫の、可哀想でかわいい日常を描いた漫画にファンが急増中!「ぷるぷるねコ(@purupuru_neco)」をSNSにて投稿中で、2023年6月1日には1周年を迎えた作者さんに、漫画が生まれたきっかけやキャラクターの裏設定などをたっぷり伺った。
■約200万年前に地球に到着するも宇宙船で氷漬け!?ぷるねコの壮大な裏話が明らかに
「ぷるぷるねコ(通称、ぷるねコ)」を描き始めたのは、心が弱っていたときになんとなく震える猫を描いてみたことがきっかけだそう。
「なんかつらいな〜と思ったときに大好きな猫を描いて、それをぷるぷる震わせてみたところすごく癒やされたのがキッカケです。動物が好きなのですが、チワワとか、ハムスターとか、小刻みに震えている動物ってなんかかわいいですよね」
作者さんの思いつきで生まれたぷるねコだが、その人生ならぬ“ねコ生”は壮大!
「ぷるねコは、約200万年前に他の星から地球へ偵察にやってきたうちゅうねコです。地球に来てしばらく経って、氷河期に見舞われそのまま宇宙船ごと冷凍されていたところ温暖化により氷が溶かされた現代(令和)の地球で目覚めました」
漫画では、現代に適応するためにさまざまなことに挑戦するも震えのせいでなかなかうまくいかないぷるねコの日常が描かれている。
さらに、ぷるねコが震えているのは「氷河期の体験から、からだがぷるぷる震えてしまっている」のが理由とのこと。Twitterでは語られなかった裏設定も教えてくれた。
「ぷるぷるねコ」の発想の源は「なんでもぷるねコに置き換えて妄想してみること」。実際にぷるぷるしながらご飯を食べたり絵を描いたり…と作者さん自身も体験しているそうだ。
「ぷるぷるねコ」を描くうえでのこだわりは、その表情にあるという。「とにかく温厚でやさしいぷるねコの表情にこだわっています。うれしいとき、かなしいとき、虚無なとき…感情豊かですが、温厚なので基本的に怒らないところもポイントです」
読者から人気のエピソードは、食べ物がうまく食べられないシリーズや震えが功を奏して受賞しちゃうシリーズ。
かわいらしい動物のケーキを持ち帰るも震えのせいで家に着くころにはグチャグチャに…というときもあれば、からだの震えが功を奏し絶品なパラパラチャーハンを生み出すときもあり、不憫で哀愁ただようなかで時々小さな幸せが訪れるぷるねコの可哀想でかわいい日常が本作の魅力だ。そんなぷるねコをフォローする読者の声は作者さんの印象にも残っていて、優しさ溢れるコメントにいつも元気をもらっているそうだ。
「ぷるぷるねコ」の今後の展開については、「地球のみんなにぷるねコのこと知ってほしい!」と大きく目標を掲げ、「いつものゆるい日常は描きつつ、ぷるねコのバックボーンがわかるような『裏側』みたいな内容も見せていければなあ、と思っています」と話す。
最後に、読者に向けてのメッセージも伺った。
「だいすきなフォロワーのみなさま。いつもあたたかくてやさしいコメントをありがとうございます!これからも失敗しがちなぷるねコのフォローをよろしくお願いいたします ⁄(⁄ ⁄-⁄ω⁄-⁄ ⁄)⁄」
1周年を迎え、たくさんのファンからお祝いのメッセージが届いていた「ぷるぷるねコ」。多くの読者に愛されているぷるねコの今後の地球生活も温かく見守っていきたい。
取材・文=澤田麻依