
高齢者の足となる便利な電動車椅子「シニアカー」。屋外で移動するためのアイテムだが、道路交通法では歩行者扱いなので、公道では歩道を走行する(歩幅がなく路側帯道路では、右側走行)。免許もいらない手軽さはあるが、最高速度は時速6キロと成人の早歩き程度。そんなシニアカーになんだか「もやっ」とした、狸谷(@akatsuki405)さんの『チェッカー鳥海さん、レジまでお願いします』より「スピード落とせ」をお届けする。
■手元で速度設定ができるので、店内ではスピードを落として欲しい
歩行補助アイテムとして普及したシニアカー。高齢者の足となり、長距離の買い物もできるようになった。ハンドルで操作するシニアカーやジョイスティック型の電動車椅子があり、施設利用については各店舗で対応が異なるという。今回は、そんなシニアカーについて「もやっとした話」を紹介する。
シニアカーおよび電動車椅子の最高速度は、時速6キロ。成人の早歩き程度の速さだ。ダイヤル調節で速度変更は可能だが、店内の狭い通路を幅広のシニアカーが走行していると、体感的にとても速く感じるという。
さらに、高齢者は前を通りかかる親子に「ほらほら、どいてどいて!!」と、注意を促す。それって、なんか違うよね、という話を漫画にすると「ひかれかけたことがある」「歩行者扱いって知らなかった」などの声が届いた。
また、店内入り口付近では、操作を間違えて、そのままガラスに激突してしまうトラブルも。「必要なものとしてご利用なのは重々承知ですが、周りを確認して安全に使っていただきたいです」と、狸谷さん。時には大事故に繋がることもあるので、ケガのないよう慎重に操作して欲しいものだ。
■取材協力:狸谷(@akatsuki405)