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【漫画】次々と起こる怪奇現象、ツラい日々の連続… 死後も家で過ごしていた愛猫のゆくえ【作者に聞いた】

  • 2023年4月22日
  • Walkerplus

子供のころから文字や絵で補足しながら会話を楽しみ、やがて伝えたいことを頭の中で反芻するうちにそれを漫画として描くようになったという、キタハタエミ(@emi_kitahata)さん。Instagramやpixivにて、エッセイ漫画などを公開している。今回は、夫の見た幽霊シリーズから『猫のマロリー』の前編をお届けするとともに、キタハタさんにこの作品に対する思いを聞いた。


子供のころから、人生を何回か繰り返しているような感覚があるという旦那さん。本人いわく、断片的な映像が頭の中に残っていて、それがトラウマになっている感じとのこと。そのことをキタハタさんは楽観的に捉えていたのだが、そんな矢先、2匹の愛猫のうちの1匹、マロリーちゃんが亡くなってしまう。

ある日、職場でお昼ご飯を食べながら自宅のペットカメラの映像を見ていると同僚から話しかけられたキタハタさん。「かわいいねー。一匹だけ?」「…2匹います」。キタハタさんはマロリーちゃんの死を受け入れることができないままだった。

自宅で電気をつけずにいたとき、旦那さんが帰宅。「なにか食べた方がいいよ」と言う旦那さんに、なぜそんなに冷静でいられるのかと顔を向けないまま尋ねるキタハタさん。すると旦那さんは、マロリーちゃんは生きているときと同じようにこの家にいて、キタハタさんのことを見ていると教えてくれた。

新しい支店長がやってきてから、徐々にキタハタさんの職場の雰囲気は変わり始めていた。あいまいな協力関係にあった従業員同士の分裂が始まり、キタハタさんは不安を抱えるようになっていった。それからしばらくして、同僚が家庭の事情で会社を辞めることを知り、落ち込んでいたときのこと。キッズルームの片付けを手伝ってくれた男性社員から妙な話を聞いてしまう。

少しだけ霊感があるという男性社員。以前ひとりで残業していたとき、謎の視線を感じた先に目をやると驚いた顔がそこに浮かんでいたり、打ち合わせ室で忍者のまきびしが壁にあたって落ちる気配を感じたり、オフィスで普通ではない体験をしているのだとか。それを聞いたキタハタさんは、不思議と心が安らいでいくのを感じた。見えなくても、マロリーちゃんはまだ家にいる…。

そんなことを考えながら帰宅すると、旦那さんがお供えしていたマロリーちゃんのおやつを愛猫にあげていた。旦那さんによると、マロリーちゃんは家からいなくなってしまったらしい。その日の夜、キタハタさんは横になりながら、結婚指輪ならぬ“結婚ねこ”として猫をお迎えしようと旦那さんに提案した日のことを思い出していた。

作者に話を聞いてみた。

ーーこの作品についてコメントはありますか?
キタハタエミ「16ページ目に誤字があります。『境境』そのものに問題が〜というセリフがありますが、正しくは『環境』です。この漫画はエッセイ漫画ですが、会社については業種や会社の規模、上司の性別など特定されないように沢山フェイクを入れています。全然関係ない会社にブラック疑惑が湧いたら申し訳ないので、補記させてください」

心が軽くなった矢先に、部屋から姿を消してしまったマロリーちゃん。霊感のある旦那さんにもその行き先はわからないようで…。マロリーちゃんはいったいどこへ行ってしまったのだろうか。

画像提供:キタハタエミ(@emi_kitahata)

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