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貧乏すぎて夜逃げもできない依頼者!?お金がない人に冷たい態度を取る社長の真意とは一体【作者に聞いた】

  • 2023年3月28日
  • Walkerplus

子供の頃から漫画が好きで、ユーモア溢れる漫画を描いている宮野シンイチ(@Chameleon_0219)さん。Twitterにて公開された「夜逃げ屋日記」は、DV被害などに遭う依頼者を夜逃げさせた実話を基に描かれ、今回紹介する漫画も1300いいねを超える人気漫画家だ。今回は、Twitterに投稿されている中から「夜逃げ屋日記」の第13話を紹介するとともに、作者に社長の存在や夜逃げ屋を利用する依頼者についても詳しく聞いた。



依頼者の大崎さんの自宅を後にした社長とスタッフたち。「次の依頼は長野だ。高速乗って」と次の案件の話を始める社長。宮野は「こ…今回の依頼どうするんですか?まさか本当に見捨てるんですか?」と聞くと、社長は「依頼料が払えないのならそのつもりだな」と厳しく答える。

すると、宮野は「もっと安くしてあげるとか、後払いを許可するとか、そのくらいしてあげてもいいんじゃないですか?」と食い下がると、「依頼者とはいえ、今日初めて会った人間をそこまで信用できない」と言う社長。そして、「自己犠牲のヒーロー描きたいなら、来るとこ間違えてるから。今すぐ取材中止しろ」と宮野に話す。そう、宮野は以前から社長を取材していたのだ。


社長の言葉を聞いた宮野は、「じゃあ、依頼者がお金のない赤子連れの母親だったら…それでも見捨てるんですか?」とタバコに火を点ける社長に言う。タバコを吹かして暫くすると、「そりゃ状況によってやり方を変えることもあるさ。私の取り分を減らして、その分依頼料を割り引いたり」と例外について話す。

しかし、今回は例外ではないとのことなので、宮野は理由を聞く。すると、社長は「勘だな」と一言。そして、「これ以上話すとお前のこと嫌いになりそう」と言う。そんなことを言われた宮野は、「ご…ごめんなさい」と申し訳なさそうに謝るのであった…。

もう一人のスタッフが来るまで時間があるので、宮野はコンビニへスタッフ分の飲み物を買いに行く。そして、財布から自分のクレジットカードを取り出すと、何かを思う宮野。

飲み物を買い終わり、社長とスタッフのデンゾウさんに配ると、遠くから大崎さんが声を掛けてくる。「すみません、お金!ありました!これで、お願いできますか?」と笑顔に話すではないか!?宮野は「おー!よかった!よかった!」と言うと、社長に「社長、これならやれますよね!」と話す。社長は頭を掻きながら「まぁ、払えるならやるか」と話し、その言葉を聞いて安堵した宮野であった。

家の中から依頼料のお金を探し出した大崎さん。いきなりお金を用意できた大崎さんと、どこか不自然な宮野。この違和感はなんなのか、今後の展開が気になるところ!

現在も夜逃げ屋のスタッフとしての顔を持つ宮野シンイチさん。今回は、宮野シンイチさんに社長の存在や夜逃げ屋を利用する依頼者についてインタビューした。

――宮野シンイチさんにとって、夜逃げ屋の社長はどのような存在ですか?

「社長はザ・ボス。『ゴッドファーザー』と言いたいところですが、女性の方なので『ゴッドマザー』ですね」

――どのような理由で、夜逃げ屋を利用される方が多いですか?

「僕の経験した限りですが、精神的に追い詰められている方が多いように感じます。1秒でも早くここから出たいような感じですね」



取材協力:宮野シンイチ(@Chameleon_0219)

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