SNSにイラストを投稿したことがきっかけで、本格的に漫画を描きはじめた白目みさえ(@misae_yjm)さん。ご自身が飼っている猫たちとの出会いなどをコミカルに描いた作品がそろう。今回は、SNSで1100を超えるいいねを獲得したエッセイ漫画「猫いると毎日がミステリー (1)～(4)」を紹介するとともに、著者の白目みさえさんに本作の誕生やしのぶさんとの出会いについて詳しく聞いた。
現在、白目みさえさんは3匹の猫を飼いながら暮らしている。今回はその中の1匹、しのぶさんとの出会いを紹介。白目みさえさんが20代の頃、彼氏とリビングでくつろいでいると、外から猫の鳴き声が聞こえたという。
彼氏は「え？テレビじゃない？」と言うが、テレビを消しても鳴き声は聞こえる。「じゃぁ、外の野良猫…」「隣の家とか」などと話すも、ここはマンションの5階。何故聞こえるのか全く分からず、2人は「もしや…霊!?」と幽霊の存在を疑いはじめる。
白目みさえさんは「もしかして、前の住人が猫を…」と話しはじめ、彼氏も「いや、もしかしたら死んだ飼い主をずっと探し続けて…」などとよからぬことを想像する2人。
マンションの5階なので野良猫が入ってくるなんてと思うが、扉の向こう側にはなにやら怪しい影が見えるではないか!?「なんかいたぁぁぁぁ！」と叫ぶ2人は、この時自分たちの住む部屋がまさか事故物件なのではと疑い出す。
彼氏は「そこにいるのは誰や！」と言い、勇気を出して扉を開ける。すると、小さな動物が部屋に入っていく姿が!?それを見て安堵するも、「ほんまに猫やん…！俺の部屋に入ってったけど…!?」と焦り出す彼氏。猫が部屋に入っていったことは、それはそれで問題なのであった。
果たして、猫はどのようにしてマンションの5階までやってきたのか!?そして、この猫は飼い猫なのかそれとも保護猫なのか、今後の展開が気になるところだ！
SNSやブログでコミカルなエッセイ漫画を投稿している白目みさえさん。今回は、本作の誕生やしのぶさんとの出会いについてインタビューした。
――本作はどのように誕生しましたか？
「夜中に漫画を描く作業をしていた時、どこからともなくヒタヒタと歩くような物音が聞こえ…怯えていたら猫だったということがありました。猫と暮らしていると、ホラーかと思いきや『猫かい！』と思うことが多いので、漫画にしてみようと思いました」
――どうして猫に「しのぶさん」という名前を付けられたのですか？
「某アニメのキャラクターを連想される方も多いのですが、彼女と出会った時にはまだ連載は始まっておりませんでしたのでそこが由来ではありません。しれっと家の中に忍ぶように侵入してきたので『しのぶさん』です」
――マンションの5階で猫を発見されたようですが、どのようにしてそこまで来たのだと思いますか？
「非常階段は重い扉があるので、可能性は低いと思います。誰かが1階でエレベーターを降りた隙に乗り込んだ可能性が一番高いのではないでしょうか。それがたまたま誰かが5階で呼び、5階で降りた際に窓が開いていた我が家に侵入したのかもしれません」
取材協力：白目みさえ(@misae_yjm)
