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「今日君に告白するから」おっちょこちょいな女の子の“フライング告白”漫画、大逆転な結末で甘酸っぱい

  • 2022年12月24日
  • Walkerplus

いつも通りの朝、クラスメイトから「今日君に告白するから」と宣言された……。それって、すでに告白なのでは!?フライングすぎる甘酸っぱい告白を描いた漫画が「おっちょこちょい」「尊い」とTwitter上で反響を呼んでいる。

■おっちょこちょいさんの無自覚告白がジワジワくるかわいさ
オリジナルの漫画をSNS上で数多く発表している矢尾いっちょ(@1203yao)さん。今回注目を集めたのは、矢尾さんが12月Twitterに投稿した「フライング告白」という短編だ。

ある朝、登校してきたクラスメイトの中村さんと挨拶を交わす山田くん。何気ない光景のはずが、続く一言で事態は一変した。

「今日君に告白するから 放課後体育館裏にきて」と、あまりにも普段通りの様子で言う中村さんに、「わかった!」とその場はあっさり承諾した山田くん。しかし我に返り、自分がたった今告白をされたようなものであることに気付く。

実は中村さん、靴下の左右を間違えたり、先生をお母さんと呼び間違えたりと筋金入りのおっちょこちょい。そんな中村さんなら、すでに告白していることにも気付いていないかもしれないと考えた山田くんは、あくまで気付いてないフリでその時を迎えることを決める。

そして放課後、二人きりの体育館裏で「それっぽいリアクションしなきゃ…」と気合を入れる山田くん。だが中村さんは緊張のあまり「やっぱなんでもない!」と逃げ出そうとする。そこで山田くんは咄嗟に「告白するんじゃ…」と呼び止めてしまう。そして中村さんはとうとう、自分がすでに告白していたことに気付く。

赤面し言葉を失う中村さんに、山田くんは「俺も中村さん好きだから」と逆告白。フライングのあまり攻守が逆転してしまったものの、無事両想いであることが分かった中村さんは焦りながらも満面の笑みで答えるのだった。

■「告白する前から告白する」アイデアから生まれた短編に「尊い」の声
うっかりのあまり、ストレートな告白が変化球になってしまうというなんともくすぐったくなるシチュエーションを描いた短編ラブコメ。12月の投稿は、矢尾さんが今年の2月に制作した作品の再掲で、Twitter上では「かわいい」「尊い」と、おっちょこちょいな中村さんがツボにはまった読者からの反響が寄せられた。

作者の矢尾さんに話を聞くと、告白するシチュエーションで漫画を描いてみたいと思い、「いろいろ思案したなかで、一番気に入った『告白する前に告白する』というアイデアから広げていった」作品とのこと。ヒロインの中村さんのおっちょこちょいな性格は「そんなことしちゃう子だから、こういう性格だろう」という形でアイデアから導き出す形で固まっていったという。

本作は、フライング告白と実際の告白の場面とでの、中村さんの表情のギャップもぐっとくるポイント。「ヒロインの照れるシーンや、最初のフライング告白の表情は今作での見どころだと思っていたので、納得いくまで何度も描き直しました」と、表情のニュアンスには力を入れたと語る。

この短編をはじめ、矢尾さんが個人連載という形で発表している「できない弟子とやらない師匠」と「痩せませんよ?もちやさん」の2つのシリーズでも、二人のやりとりが心をくすぐる。こうした関係性については「できるだけ登場人物の心や性格、感情に寄り添い描いていくように心がけています」と矢尾さんは話す。

2022年を「今年は『できない弟子とやらない師匠』『痩せれませんよ?もちやさん』を始めとする作品をSNSで掲載し、僕の予想よりも多くの人に読んでいただけた幸せな一年でした」と振り返る矢尾さん。最後に、新年の抱負を答えてもらった。

「来年は今年よりも多くの作品をあげることを目標に邁進していく所存ですので、フォローしていただけると嬉しいです!」

取材協力:矢尾いっちょ(@1203Yao)

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