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【漫画】がん闘病中も子供が心配でたまらない!抗がん剤投与当日に、娘の勉強を教える「ママ塾」を開催!

  • 2022年11月7日
  • Walkerplus

幸せに暮らしていた一家の母親が突然がんに。これからどうする?その時家族は?「がんサバイバー」という言葉もあるように、がんと闘病・共存しながら日常を送る生き方が注目されている。そんな中、自らのがんとの闘病や家族との触れ合いを漫画「鼻腔ガンになった話」にし、Instagramにアップして反響を呼んだのが、やよいかめさん(@yayoi_kame)。そのリメイク版を描いていく。

※本作で紹介している症状は、個人の体験談でありすべての人に当てはまるものではありません。症状で悩んでいる場合は医師・看護師等の専門家に相談してください。また、センシティブな内容を含む為、閲覧にはご注意ください。

やよいかめさんはご主人とお子さん2人の4人家族。鼻詰まりの精密検査を受けたところ、思いがけず鼻腔がんと告げられた。抗がん剤治療や手術によって寛解を目指すことになり、まもなく入院。今回は、2度目の抗がん剤治療の前後、主治医の先生や家族との触れ合いエピソードを紹介する。

造影剤によるヨードアレルギーを防ぐため、2回目の抗がん剤は点滴で行うことに。動注化学療法に比べ患部(鼻)に集中的に集まらない分、全身にくまなく広がるため転移のリスクを減らせるとやよいかめさんは理解した。

家族がお見舞いに来てくれた。投与1回目は問題なかった補水が、2回目はむくんでしまって「パンパンマン」に!娘さんが漢字テストをクリアできなかったと聞き、心配になったやよいかめさんは抗がん剤投与当日に「ママ塾」開催を決意する。

転校したばかりの子供たちを孤立させまいと、やよいかめさんが娘さんの漢字の勉強を指導。合格ラインを超えることができて、娘さんも笑顔に!

■転校とほぼ同時の入院、子供のことが心配でたまらない
やよいかめさんの入院後、家事を引き受けたご主人に疲れが見えてきた。「せっかく一生懸命ご飯を作っても、子供たちが全然食べないと言うことがしばしばあったようで、夫はショックだったようです」

もともとご主人は家事の中では料理がもっとも苦手で、子供たちを食べさせねばならないというプレッシャーが一番大変そうだったという。「特に息子は、自分がおいしいと思わないと食べない、外食も食べないという状況だったようで、夫だけでなく応援に駆けつけてくれた母たちも困惑。結果、息子は貧血気味になり、私が退院したあと病院のお世話になりました」

お子さんについては、食事だけではなく学校生活についての心配も絶えなかった。「引っ越して間もない転校直後、母親ががんで入院してしまったわけですから。できる限り新しい学校の準備をしてから入院したのですが、『新しい学校でいじめられたらどうしよう』という不安がぐるぐると頭の中を巡っていました」

慣れない環境で何もかもわからないということが不安を増大させる。「何かトラブルがあってもすぐに私が対応できない。周囲に信頼できる人もいない。地域差もよくわからない。それでも、できるだけ子供たちに楽しく学校生活を送ってほしいと努力をしているつもりでした。しかし、娘から漢字テストの点数が低かったと言う話を聞いて『勉強の事まで頭が回らなかったな』と反省したんです」

そこで、入院中に勉強を教えることを決意。「勉強ができないから授業がわからない、つまらない。つまらないから学校に行きたくない。娘がそう感じる前にできる努力はするべきだと考えた結果が『ママ塾』だったんです。漫画の中ではすべてを描ききれなかったんですが、無理しない程度にということで事前に病院側の許可はいただいてました。久しぶりに娘と息子の勉強の内容を見て、話を聞いて、そこから学校の様子をうかがうことができて、私にとってもこの『ママ塾』は勉強になりました」

主治医のK先生について、最初の頃から印象が変わったという描写がある。「最初はあまりしゃべらないし、顔が怖いし(ごめんなさい)、毎回鼻に麻酔をいっぱいかけられるし…と恐怖を抱いていたのですが、入院診察を通して、先生の人となりが少しずつ見えてくると、『すごくいい人やなぁ』と感じられるようになりました。治療の際、がんの知識を患者に伝え過ぎて不安にさせたり、逆に楽観的なことを話してぬか喜びさせたりしないように、努めて冷静に対応してくださっているんだと思います」

取材・文=折笠隆

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