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『今日好き』の石川翔鈴が1st写真集を発売「皆さん一人ひとりにありがとうを伝えたい」

  • 2022年11月10日
  • Walkerplus

ABEMAの恋愛リアリティーショー「今日、好きになりました。」で注目を集め、現在は俳優・モデル・インフルエンサーとして活躍する石川翔鈴が『1st写真集 KAREN』を2022年10月31日に発売した。10代に絶大な人気を誇る石川に、今回の写真集や今後の展望など話を聞いた。

■「撮影が終わった瞬間、涙があふれました」
――10代最後となる「19歳の今」が詰まった写真集がついに発売ですね。写真集の発売が決まったときの気持ちから振り返って教えてください。

【石川翔鈴】最初は、率直に驚きが一番大きかったです。実際に撮影するまで結構時間があったんですけど、「本当に写真集を撮るのかな……」みたいな。想像がつかなくてずっとふわふわしていて、撮影に向けて衣装やロケーションの提案をいただいたりと骨組みが見えてくるにつれてワクワクの気持ちが徐々に大きくなっていったように思います。

――撮影の前日は寝られました?

【石川翔鈴】全然寝られなかったです(笑)。朝もアラームが鳴る前に起きちゃったし。メイクさんに「翔鈴ちゃん、寝てないでしょ?」と言われてしまって、あまりいいコンディションではなかったですね。でも、心は超テンション高かったです!

――出身地でもある北海道での撮影はいかがでしたか?

【石川翔鈴】言葉に言い表せない感情でした。行きの飛行機も高揚感がすごくて。いつもと変わらない飛行機からの景色がすごく特別に見えて、ずっとカメラを回してました。朝の薄暗いときの雲、明るくなってきたときの雲、雲の上に出たときの空……みたいな感じで。本当に特別な日でした。

――空港に降り立ったときの気持ちは?

【石川翔鈴】「来たー!」って思いました(笑)。上京してからも北海道には家庭の事情やお仕事で帰ってきたことはあったんですけど、自分の単独のお仕事、しかも写真集の撮影のために帰ると思うと、気持ちが全然違って。初日は地元に帰ってきたのに、なんかちょっと緊張していたような感覚がありました。

――そんな特別な思で撮影された写真集のなかには涙のカットもありますね。

【石川翔鈴】そうなんですよ。撮影終了ですって言われた瞬間の涙ですね。普段だったら無事に終わった、という気持ちで笑顔になると思うんですけど、今回は終わっちゃうんだ、という寂しさもあって。プレッシャーもあったのかな。写真集ということもそうですけど、私の芸能界で活躍したいという夢を叶えるために家族で北海道から東京に出てきて。家族を巻き込んでしまった分、自分がその夢を追いかけていってもいいのかな、という葛藤をずっと持っていたんです。でも、地元で撮った写真集を届けられるまで成長できたんだって思ったら、安心感みたいなものがあふれちゃったんですよね。そのあとも、全然涙が止まらなかったことを覚えています。
■「今の自分の取扱説明書のような1冊になりました」
――タイトルの「KAREN」には、どういった思いが込められているのでしょうか?

【石川翔鈴】私、自分のファンの方に「私のどこが好きですか」ってよく聞くんですけど、その答えとして「飾らず等身大でいてくれて、いい意味で近い存在に感じる」と言ってくださる方が多いんです。だから、この写真集でも、あまり背伸びしすぎず、ありのままのナチュラルな私を見ていただきたいなと思いました。19歳でこれから大人に向かっていくぞ、という気持ちを込めた赤いドレス姿もありますし、今の私の取扱説明書みたいな感じの1冊。19歳で1回この写真集を区切りにして、また新たなスタート、新たな石川翔鈴を築いていく、という意味も込めて「KAREN」になりました。

――写真集では、自身初となるランジェリー姿も披露しています。

【石川翔鈴】スタイルに自信がなかったので、これまであまりフィットする服とかは選んでこなかったんですけど、今回ショートパンツで足をがっつり出したり、ランジェリーに挑戦したりしたのは、今までコンプレックスとして思っていたものも、いつか大人になって振り返ったときに「こんな気持ちを抱えていたな」とか、もどかしい時間もあったなって、愛おしい宝物になるんじゃないかなと思ったからです。

せっかく写真集という今までできると思ってなかった大きなお仕事をいただいたのに、その機会に何も挑戦しないで、今あるものだけを出すのはもったいないなと。でも、やっぱり思いっきりセクシーになっちゃうのはちょっと違うかなとも思ったので、ヘルシーでポップな感じの衣装で私らしいものが撮れたと思います。

――撮影はいかがでしたか。緊張したのでは?

【石川翔鈴】そうですね。撮る前までは不安が大きかったですね。撮ったのに出したくないと思ったらどうしようとか、いろいろ考えてしまったんですけど、いざ撮影になったらそういうものが全部吹き飛んでしまって。スタッフさんのおかげもあったと思うんですけど、自然な笑顔も出てきたし、ラフな気持ちで撮影することができて、「私、意外とできるじゃん」って自分を見直すポイントが1個たまりました(笑)。

――そんな写真集のなかで、お気に入りカットを選ぶとしたら?

【石川翔鈴】私ペンギンが好きなんですけど、ペンギンとシンクロしているみたいなカットがあるんです。ちょっと兄弟感出てて面白いなって。あとは、電車のカット。これは「世間知らずのお嬢さまがちょっと離れた町にあるおばあちゃん家に行く」というテーマを作って撮ったんですけど、自分が東京に出てきたときの気持ちとちょっとリンクしてたなって。知らない世界に一人で踏み出していく、という感じで不安とワクワクが入り交じっていた当時と重ねて見ることができるこの写真もお気に入りです。

■「全部含めて愛おしい写真集。一人でも多くの人に愛してほしい」
――この写真集の撮影を通して、ご自身のなかで変化を感じる部分はありますか?

【石川翔鈴】お仕事への向き合い方はすごく変わったと思います。もちろん今までもスタッフさんの力があるからこそ、表にいる自分が輝ける、ということは分かっていたんですけど、この写真集は私一人を見せるために本当にたくさんのスタッフさんが動いてくださっていて……。私、この話するといつも泣いちゃうんですけど……。たくさんの方の力が合わさってできたことに感謝しかないなって。

写真集の撮影を通して、自分の殻を破るのも怖くなくなったし、地元にも胸を張って帰れるようになったというか、変なプレッシャーをいい意味で感じなくなって、いろんな面で私が成長する新たな一歩を踏み出すきかっけをくれたなと思います。全部含めて愛おしい1冊になったので、一人でも多くの人に愛していただける写真集になったらいいなと思います。

――書店に並ぶのも楽しみですね。

【石川翔鈴】もうどうしよう!って感じですよね。ちょっとでもたくさんの人の目にとまってほしいと思って、表紙選びもめっちゃ緊張しました。

――表紙の写真を選んだ理由は?

【石川翔鈴】変に飾らないナチュラルさが私の取り柄でもあると思うし、みんなが好きって言ってくれる部分でもあるので、それが一番出ているかなって。ふいに誰かに呼ばれて振り返ったときの自然な感じで、目が合って連れて帰ってあげたいと思ってもらえる写真を選びました。

――今後の目標も聞かせてください。

【石川翔鈴】私はずっとお芝居をやりたい、と言い続けていて女優さんとして認知してもらう、というのが次の目標ではあるんですけど、いろんな作品で「この子見るね」と思ってもらえるような気になる存在の女優さんになりたいです。か弱い役もやれば、強い性格の役もやるし、カメレオンのようないろんな役を演じられたらいいなと思うので、今はいろんなお芝居や作品に触れて、自分の引き出しを増やしていきたいです。

――では最後に改めて、メッセージをお願いします。

【石川翔鈴】まずは、ファンの方がいなかったら写真集なんて出せなかったと思うので、皆さん一人一人にありがとうを伝えたいです。私もこれまで好きな芸能人やアーティストの方にたくさんパワーをもらってきたので、今度は私が皆さんの心のよりどころや原動力になれたらいいなと思います。何かつらいことがあったり、落ち込んだりしたときに写真集を読んで「頑張ろう」って思ってもらえたらうれしいです。今を精いっぱい楽しむことを忘れずに頑張っていきたいなと思います。これからも温かく見守っていてください。

撮影・取材=野木原晃一 文=yoshimi 協力=千葉由知(ribelo visualworks)

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