人に合わせて生きる偽りの自分に辟易!自分を変えたい高校生の向き合う姿に「少年の決意に感動」の声

  • 2022年7月28日
  • Walkerplus

自分を偽りながら、うまく同調して生活を円滑に送る。どんなコミュニティでも、少なからず自分の居場所を確保するために自分を偽る場面がある。しかし、誰にも本音を言えず生きることはとても大きなストレスだ。どうして人は偽らなければいけないのか?そんな高校生の繊細な心模様を描いた森本淳士さん(@ihsuta3) の「逆夢の獏」を紹介する。本作は、主人公が自分自身を弱さを乗り越えるまでの姿を描き、小学館第90回少年部門で見事、佳作を受賞した。



漫画家を目指す森本淳士さんは、転生したら怪物になっていた「彼氏が怪物になってしまった話」や「陽キャな女の子と陰キャな女の子の話」などを投稿。Twitterでも多くの反響があり、デビュー前から多くの読者の支持を集めている。



■偽りの自分の殻を打ち破る
主人公ソウタは、先生だけでなく仲のいい友達にまで本心を話せず、ずっといい子のふりを続けている。友達には適当に相槌を打ち、先生にはいい顔をする。そんな高校生活は、いろんな人に気を遣うせいでとても疲れていた。

都市伝説好きな友達の話を話半分で聞くソウタ。寝ている間に夢喰い獏が現れ、目が覚めなくなるという事件が起きているらしい。

ソウタは昔から特別な力を持っていた。それは、眠る時と同じ感覚で目を閉じると意識下の中で夢を見ることができる明晰夢に入ることができるのだ。彼は学校から帰ると、毎日明晰夢で1人の時間を過ごしていた。

夢の中では自由にモノを動かしたり、出現させたり消したりできる。おやつだって食べたい時に食べれば、夢の中でも不思議とお腹が満たされた。

明晰夢は1人の時間をゆっくり過ごすことができる自分だけの特別な空間だった。どうすれば、自分を偽ることなく過ごせるのだろうか?ソウタが悩んでいると、突然夢の中に知らない女の子が現れた。

言葉を話すことができない彼女は、一体何者なのか?何のためにソウタの前に現れたのか?明晰夢に、都市伝説といわれた夢喰い獏が現れてソウタの心を揺さぶる。自分の弱さを認めて、立ち上がるソウタの勇気に「主人公の成長が見事」「展開が面白い」などと評価を得ている。


画像提供:森本淳士(@ihsuta3)

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