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【漫画】内向的やHSPは性格や気質のタイプの1つ。良いも悪いもないし、特別ではなく普通のもの

  • 2022年5月17日
  • Walkerplus

皆さんは「内向的」や「HSP」といった言葉をご存知でしょうか?一般的に「内向的」とは内省し、ゆっくりと慎重に行動することを好む人で、「HSP」とはHighly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略で、とても敏感な人のことを指します。

この連載はそんな内向的でHSPな、ここみさんによる実体験を元にした漫画とエッセイです。題して「私は私を幸せにする方法を知ってるんだ」。人によっては「あるある」と共感したり、「へ~」という新発見があったり、はたまたクスリと笑えたり、ほっこりしたりもしてしまう…。そんなエピソードをお届けします。

今回はここみさん自身が考える内向的・HSPのこと。「HSPなことは良いか悪いか」にとらわれないことが大事、というお話です。




■内向的・HSPについて思うこと
私は満員電車がとても苦手で、満員電車に乗るくらいなら引っ越す!くらいに思っているのですが、ある時その話をしたら「子供じゃないんだから、みんな頑張ってるんだから我慢しなきゃ」と言われました。傷ついたと言うほどのことではないのですが、ああ、こういう価値観ってまだあるんだな、と少し悲しくなったのでした。

辛いといえば「みんな頑張ってるんだから!」「大げさだなぁ」「あなたが悪い」…そんな言葉が投げかけられる世の中です。それが批判なのか、ただの意見なのかもわからない。

自分の辛さは自分だけのもので、人から見たら大したことないように見えるのかもしれません。だけど本来は、自分の気持ちについて、他人からの評価は必要ないはずです。それを忘れずに、みんなが辛いものは辛い!と素直に言える世の中になればいいと思います。

同時に自分の辛さを盾に相手を軽んじることも、しないように気をつけたいです。相手を軽んじれば、自分も軽んじられる。それを念頭において。辛さ比べや、いがみ合いはなにもいい結果を生みません。

HSPや内向的は一般的な言葉になりつつあります。ただ、「とても敏感な人」というだけのはずが、いろいろなイメージがついているような気がします。良いイメージであったり、悪いイメージであったり。

いろいろな印象があることは当たり前なのかもしれませんが、私にとっては内向的やHSPはただの性格や気質のタイプの1つに過ぎません。そのもの自体に良いも悪いもないし、特別ではなく普通のものだと思っています(強いて言うのであれば、人間は全員特別なのだと思いますが!)。

また、HSPも内向的も「敏感」という共通点がありますが、だからといってそれ以外の人が鈍感で強く、あまり悩みがない、という風には捉えていません。そして自分自身にも、弱さだけではなく強さがあると思っています。人間は皆、弱いようで強い、強いようで弱いみたいな両面性のある生き物なのでしょう。

なので「HSPであるか」を気にしたり、「HSPなことは良いか悪いか」などを気にするのではなく、「自分」の中にある辛さとどう付き合うか、「自分」にはどんな短所や長所があるか、などを考えていくことが大事なのだと思います。自分のことがわかるのは自分しかいないからです。

なかなか厳しい世の中ですが、あまりまわりの評価に惑わされず、私は私!と思っていきたいです。そして、私以外の人にも、そう思っていてほしいです。



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