
「最近ツイてない」と感じたことのない人はいるだろうか。何をやってもなんだかいい結果が出る時がある一方、物事が裏目に出たりうまく運ばないことが続くと、精神的にも余裕がなくなってしまいがち。旅先で出会った男性が語った、不調時に思い出したい心構えを説いた漫画がTwitter上で反響を呼んでいる。
■余裕がない時こそ心掛けたい、不調時のスタンス
海外での旅の体験を漫画としてTwitterやブログで発表し、単行本「つかれたときに読む海外旅日記」「続・つかれたときに読む海外旅日記」(いずれも小学館刊)も刊行している漫画家の五箇野人(@gokayajin)さんが、ヨーロッパの住宅街を散策していた時のエピソード。
2人組の男性に誘われ、団らんに加わった五箇野人さん。雑談を交わす中で、男性の1人が最近の好調ぶりを話す。仕事もはかどり競馬も的中したという男性。周りの人への感謝や、人生で初めての寄付を行ったりと、心に余裕ができた様子だ。
だが、話を聞いていたもう1人の男性が、冷や水を浴びせるように「今はな」と一言。「逆に人は余裕ない時周り見なくなる」と、友人に釘を刺そうとするかと思いきや、「でもそういう時こそ周り見渡して感謝見つけるの大事」と語る。「支えてくれる人いる。俺とか。」と、不調の時は支えると断言するその友情に、五箇野人さんのみならず友人も思わず聞きほれるのだった。
Twitterへの投稿には7800件以上のいいねが寄せられた同エピソード。ユーザーからは「感謝の念ってほんと大事」「こういう事を言い合える仲間が居る事がとても素晴らしい」と、その考えや男性の友情に感動するコメントが聞かれた。
ドツボにはまっている時は、「どうして自分ばかり」と視野が狭くなってしまうもの。そんな時心がふっと軽くなりそうな、胸に刻みたい言葉だ。
画像提供:五箇野人(@gokayajin)