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【漫画】大好きな図工の授業でクラスになじみ、プールにも参加!/息子が学校に行けなくなった理由

  • 2022年4月22日
  • Walkerplus

突然、学校に行けなくなった息子さんに関する体験を描いた漫画「息子が学校に行けなくなった理由」。花森はなさん(@hanamori_h)がSNSにアップしているこの作品が、同じような経験を持つ親などから共感の声を集めている。

小学4年生で一度、完全に学校に行けなくなった息子さんだが、支援学級への登校などを経て、21話の最後には普通学級で図工などに参加することになった。もともと物を作るのが好きだそうで、同時期にハンドメイド部のクラブ活動にも復帰したという。「図工と図書は絶対に行きたいと言うので、ほかにも給食やクラブなど、行きたいものに合わせた時間割を組みました。ハンドメイド部では編み物や縫い物をしていました」

普通学級の教室では、若干緊張していたという息子さん。初めて図工に参加した日は、クラスメイトとの進行の違いなど、不安から教室を飛び出してしまう。「飛び出さなかった日はレアというぐらい、こういうことはよくありました。このころはテレビも見られないぐらい大きな声がだめになっていて、普通学級の教室は、ざわざわしているとしんどくなるようでした。また、教室には40人の子供がいるので、クーラーがあっても暑くて息がしづらくなることも多かったです。そういう時は、教室から離れた階段の踊り場で座って、落ち着くまで待っていました」と花森さんは話す。

その後は、花森さんも横で同じ作業をしたり、周りの子から声をかけてもらったりすることで、楽しく参加できるようになっていく。「漫画に出てくるおでこを出した女の子は声かけがとても上手で、支援学級のY田先生もびっくりしていました。話を聞くと、弟さんに発達障害があるそうで、対応に慣れていると言っていました。今でも、道で会うと話しかけてくれます」

さらに6月の終わりには、友達に誘われてプールの授業に参加してみることになった息子さん。しかし、体が固まってしまい準備体操ができなかったため、先生の制止がありプールに入ることは叶わず。「私はちょっとだけでも入らせてくれたらいいのにと思ったのですが、支援学級のY田先生は線引きをきちっとされている方でした。このころの息子は、シャワー、先生、準備体操など、周りのものが何もかも怖かったようです」

また、プールは学年全体で行われていて、息子さんが学校に行けなくなった一因でもあるM川先生も授業に参加していたという。息子さんはクラスメイトが激しく叱責されているのを見てから学校を怖がるようになった経緯があり、この時もM川先生を怖がっていたそう。「M川先生は学年主任だったので、こういう時には前に立つことが多い方でした。いつも怒っているような口調の人で、私も話しづらかったです」と花森さんは振り返る。

その後も不信感は拭えず、学年が上がってから改めて、M川先生について子供たちに話を聞くことに。「このころ(小4)は自分の子供のことで精一杯でわからなかったんですが、6年生になって子供達に聞いた話によると、子供を激しく叱責したり、机を蹴ったりするのは、ほかの先生がいない時に行われていました。私が一度目撃した時に録画していればよかったんですが、証拠がないと、子供の話だけだと教頭先生などの管理職は信用してくれないんです。学期末には教員の暴言や体罰に関するアンケートが配られるんですが、管理職が見るから、子供たちは『先生のことを書いても相手にされないから書かない』と言っていました。ほかの先生も強くは言えないようでした」

漫画には、同じくM川先生がきっかけで学校に行けなくなったI君も登場。I君のお母さんもM川先生の言動について学校に訴えたが、学校とM川先生は変わらなかったという。

大好きだったプールの授業に参加するため、再び、M川先生の恐怖と戦うことになる息子さんを描く「息子が学校に行けなくなった理由」。今後の展開を見守りたい。

取材・文=上田芽依(エフィール)

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