コロナ禍で3度目の桜シーズン、お花見の予定「あり」が過半数に。第6波でもお花見意向は増加

  • 2022年3月9日
  • Walkerplus

コロナ禍で迎える桜のシーズンは今年で3度目。従来通りのお花見がしづらい状況が続くなか、ウォーカープラスが実施したアンケートでは、今年お花見の予定が「ある」と回答した人が54.2%と過半数を占めた。昨年はワクチン接種が進んだ一方、年明け以降はオミクロン株による「第6波」と呼ばれる感染の急拡大が続くなか、お花見の動向はどう変化しているのか。昨年の調査結果とも比較し、2022年のお花見事情を追った。
※2022年の調査はウォーカープラス編集部が2022年3月2日~7日、読者1882人にアンケートフォームにて実施。2021年調査結果はウォーカープラス編集部が2021年2月19日~25日、読者751人にアンケートフォームにて実施したもの

■今年のお花見は「気を付けながら行う」人が増加傾向
昨年のアンケート実施時、花見の予定が「ある」人は37.5%、「ない」人は49.5%、「未定」が13%という割合だったが、今回の調査では2021年に実際にお花見をした人は全体の35.1%という結果に。予定を決めかねていた層のほとんどが、昨年はお花見を控えた形といえそうだ。

そのうえで2022年の花見の予定を聞いたところ、回答では「感染症拡大防止に気を付けながら行う」が52.2%と過半数を占め、昨年から16.4ポイント増加。
「感染症は特に気にせずに花見をする」(2.0%)と合わせると、今年花見の予定がある人は全体の54.2%にのぼった。2021年の回答では「花見はしない」が49.5%と最も多かったが、今年は27.8%で、21.7ポイント減少。昨年とは逆転の形となった。

また、今年「花見はしない」と答えた人の内、60.2%の人がその理由に「新型コロナウイルス感染症拡大防止のため」を挙げ、引き続きコロナ禍の影響がうかがえる。

一方、「感染症拡大防止に気を付けながら行う」と答えた人に対策を聞くと、「マスクは必須」(96.6%)、「大きな公園には行かず、人がいなさそうな公園に行く」(44.5%)、「休日など人が多そうなタイミングは避けて、平日の夜などに行く」(44.5%)という声が返ってきた。
■“花より団子”離れ?57%が「飲食なしのお花見」
また、アンケートではお花見での飲食や行き先など、具体的な楽しみ方についても調査。お花見を誰と楽しみたいかという質問では、「家族と」(57.2%)、「恋人・夫婦で」(35.2%)、「一人で」(21.1%)が上位回答に。プライベートの友人と行くと答えた人は「5人以下」であれば16.5%いたものの、「6人以上」ではわずか1.3%で、グループなら極力家族などの近しい人同士で、他人と行くとしてもごく少人数でという意識がうかがえる。

お花見の時の飲食では「飲食は考えていない」(57.6%)がもっとも多く、昨年(44.5%)と比べても13.1ポイント増加。飲食をすると答えた人でも「ビールなどアルコール類を飲みながら」は11.1%に留まり、「宴会控え」の傾向は強まっている。

■今年のお花見は「近場で」が上位、通り抜けスタイルも支持
また、どんな風にお花見を楽しむかを聞くと「近場の公園などで」(60.0%)や、「近場の名所に行く」(49.3%)が上位を占め、「遠方の名所に行く」(10.8%)、「遠方の穴場に行く」(9.6%)と、引き続き遠出のお花見は避けられる流れに。ただ、昨年のアンケートではそれぞれ「遠方の名所に行く」(6.2%)、「遠方の穴場に行く」(4.1%)だったことから、遠方の桜を見に行こうという層は昨年より微増していることが分かる。

このほか、「桜並木を歩く」(40.4%)や「桜並木をドライブする」(26.5%)など、ひとつの場所に留まらない形での桜見物も挙げられる傾向にある一方で、感染リスクの低い楽しみ方として提案されている「ホテルなど室内から楽しむ」(3.2%)や「オンラインで楽しむ(VRなど)」(1.9%)はいずれも少数にとどまった。

■「第6波」でも感染症対策をしながら、お花見をするスタイルが定着か
昨年の調査では、半数近くの人が花見の予定がないと答えていたが、今年はお花見を予定している人が増加。また、遠方の桜を見に行くという声も昨年に比べると多くなった。新型コロナウイルスの影響を受けて3年目のお花見シーズンだが、全体としては2021年に比べお花見をしたいという意向が強まる結果となった。

昨年のアンケート時は2度目の緊急事態宣言下であったことも影響していると思われるものの、今年は感染症への理解や対策が広まり、人ごみの多い場所や時間を避けるなど、感染症対策を徹底したうえでお花見をする、という一定のスタイルが定着しつつあるといえそうだ。

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