
お店の活気に押され、思わず入店するのは飲食店選びではままあること。けれど異国でそんな状況に直面したとしたら?アジアの国を旅したある時、「豪快」な飲食店に勢いで入店することになった思い出を描いた漫画がTwitterで反響を呼んでいる。
海外での旅の体験を漫画に描き、昨年11月には作品をまとめた2冊目となる書籍「続・つかれたときによむ海外旅日記」が刊行されるなど、人気を誇る五箇野人(@gokayajin)さん。先日投稿された新作エピソードでは、アジアのある国で入店した食堂での出来事をつづっている。
■豪快さに圧倒された食堂、スタッフの圧も強くたじろぐけれど…
ある夜、宿に戻る途中で食堂を発見した五箇野人さん。遅い時間ながら店外に漏れてくるワイワイとした活気は大きく、気になってのぞいてみると、客だけでなく店のスタッフも多いことに気付く。
店内を見ると、デザートが並ぶ棚の一段下が書類置き場になっているガラスケースがあったり、客席の一角が荷物置き場になっていたりと、なんとも豪快。思わずたじろぐ五箇野人さんだったが、来客に気付いた店員たちは「Come on!!!」と圧が強く、「この勢いを振り切るのはムリか…」と入店することに。
客が日本人と知るだけで「Wooow!!!」と歓声をあげるほど猛烈な勢いの店員に圧倒されながら、メニューを求める五箇野人さん。だが店員に「大丈夫!!任せろ!!」と、注文を一切とられずに料理をオーダーされてしまう。出てきたものを食べるしかないかと半ば諦めかけたところ、ふるまわれたのはバター風味の牛焼き飯。店員いわく「昔来た日本人が一番口に合うって言ってたから」と、しごく筋の通ったチョイスに五箇野人さんは驚くばかり。味の方も「絶対お前も好き!!」と店員が太鼓判を押す通り、五箇野人さんにとって「地図アプリに場所を登録するぐらい」気に入る味だったという。
同エピソードにはTwitter上で2.1万件を超えるいいねとともに、「いい店」「めちゃくちゃエエ店員さん…」「凄い気を遣って美味しい物出してくれる店に悪い店無いですから」と、海外でであった勢いだけではない粋なもてなしに共感したユーザーからコメントが寄せられていた。また、五箇野人さんはブログにて同エピソードで食べた食事や店内の様子を写真でも公開しており、実際の様子に「めちゃくちゃ美味しそう」というコメントも目立った。
画像提供:五箇野人(@gokayajin)