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【漫画】猫との暮らしをゆるく描いた、ほんわかエッセイ「猫のコタツと大塚くん」に癒やされる!

  • 2021年12月31日
  • Walkerplus

ひょんなことから猫と暮らすことになった作者の、温かい家族の日常を描いた癒やし系コミックエッセイ「猫のコタツと大塚くん」。猫のコタツを中心に、妻のイクヨはん、亀のヨシオ、金魚のキンちゃんが織りなす愛情たっぷりの日々を、独自の“ゆるゆる”なタッチで描いており、猫を飼っている人もそうでない人も「読んでいて心が和む」「優しい気持ちになれる」と話題だ。そんな魅力いっぱいの同作について、作者の大塚さんに話を聞いた。
―― まずは、大塚さんの経歴を教えてください。
【大塚さん】もともとプロのスノーボーダーとして働きながら、スノーボード雑誌に漫画を連載したり、イラストや漫画の依頼をいただいて執筆したりしてきました。過去には投稿した作品がとある漫画賞をいただいたこともあります。

――「猫のコタツと大塚くん」を描き始めたきっかけは?
【大塚さん】スノーボードを引退して派遣社員として働いていたころ、当時の上司に「猫、飼ってるんでしょ?しかも漫画描けるんでしょ?だったら、猫の漫画を描いてよ。読んでみたいなぁ」と、軽いノリで言われたことがきっかけです(笑)。実はこの漫画のタイトルも、その上司が付けてくれました。

―― そうだったんですね!描くネタはすぐに浮かんだんですか?
【大塚さん】描きたい話は、すぐにいくつか浮かびました。特に描きたいと思ったのは、僕がコタツに突然嫌われてしまったときのエピソードです。「化け猫ラプソディ。」(第24話〜第32話)という話にしているんですが、これは僕とコタツの暮らしの中でも特に大きな事件で。

当時、コタツと仲直りする方法を必死でネットで検索したんですが、ネガティブな事例しかヒットせず、絶望的な気持ちになりました。だからこのエピソードを描くことで、飼い猫との関係が同じような状況になってしまった人に届いたらいいなと思ったんです。


―― そんな思いがあったんですね。「化け猫ラプソディ。」は、大塚さんがコタツの気持ちをとことん考えて行動する姿が印象的でした。
【大塚さん】ありがたいことに、この話は反響もすごく大きかったです。Twitterで「涙が出た」とコメントしてくださる方もいて。「そんな風に思ってもらえるんだ」と僕も驚きましたね。いい人たちが読んでくださっているなぁと、感謝の気持ちでいっぱいです。

――「猫のコタツと大塚くん」執筆の際に、こだわっているポイントを教えてください。
【大塚さん】読んでくださっている人に「猫と一緒に暮らすと、こんなに楽しいんだよ!」ということが、少しでも伝わればいいなと思って描いています。僕はコタツと暮らし始めるまで、どちらかと言うと犬派だったんです。でも実際にコタツと一緒に暮らしてみて、「猫ってこんなにもかわいくて面白いんだ」ということを初めて知ったので。

漫画の描き方としては、基本的にコタツは家の中にいるので、どうしても室内での話がメインになりますし、背景が毎回一緒になりがちです。なので、読んでくださっている人たちが飽きないように、画面の雰囲気が変わって見えるように工夫しています。

…今、“読んでくださっている人”とカッコつけましたが、自分が描いていて飽きないように、というのが大きかったかもしれません(笑)。

―― 時折、ファンタジーやSFのような要素のある回が入るのもそのためですか?
【大塚くん】そうですね。“あるもの”を擬人化して描いた「ショーン&ベン。」(第11話)など、個人的にも気に入っています。残念ながら、読者の皆さんからの人気はあまりなかったんですが…(笑)。

猫との暮らしってすごくおもしろいけれど、毎日それほど大きな変化はありません。もちろん、そんな日々が幸せなわけなのですが。とはいえ漫画では見せ方を変えてみたいなと、思いつきでこの回のような“遊び”を入れています。

「猫のコタツと大塚くん」は自分が好きで描いているだけで、しかもWebで見ていただく形式なので、ページ数なども規制がありません。だから、いろいろと自由にできるのがおもしろいですね。

―― まだ漫画に描いていない、“リアルコタツ”のエピソードがあれば教えてください。
【大塚くん】そうですねぇ。今までコタツにとっての僕は、妻のイクヨはんの次、”2番目の男”でした。でも最近、少しずつ僕になびいてきている気がします(笑)。本当はイクヨはんに抱っこしてほしいんでしょうけど、ずっと断られ続けてきたこともあって、最初からチャレンジせずにあきらめて、僕に抱っこを要求するようになってきました。


―― それはうれしいですね!
【大塚くん】はい(満面の笑み)。あと最近のコタツは、IKEAで買った猫用のプレイトンネルにハマっていて、毎日それで遊んでいます。

―― かわいいですね!漫画はしばらく更新が止まっているようですが、そんな次なるエピソードを漫画で読める日を楽しみにしています。
【大塚くん】ありがとうございます!実は僕が引っ越しをして環境が変わり、コタツとの暮らしにもいろいろと変化が生まれているので、また漫画にしていきたいとは常々思っています。気長に待っていただけるとうれしいです!




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