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東京2020大会のネットワークを支えたシスコシステムズ アスリート支援で卓球選手のメダル獲得にも貢献

  • 2021年12月6日
  • Walkerplus

東京2020オリンピック・パラリンピックを支えたパートナー企業の“知られざる裏側”を紹介するWEB動画『THE BACKGROUND』に、ネットワーク機器市場で世界トップシェアを誇るシスコシステムズが登場。専務執行役員アジア太平洋地域スモールビジネス統括の鎌田道子氏が出演し、最新テクノロジーで支えた東京2020大会を振り返った。

■さまざまなスポーツシーンを技術サポート

シスコシステムズは、Wi-Fi製品やビデオコミュニケーションシステムなど、我々の生活でも使用するネットワーク機器を手掛けている。そんな同社は、ネットワーク機器のオフィシャルパートナーとして、2012年のロンドン、2016年のリオ、そして今回の東京と、3大会連続で、オリンピック大会を支援。東京大会では、約80の大会関連施設において、安定したネットワーク設計・構築をサポートした。

■卓球×テクノロジーでアスリートを支援

導入されたシスコ製品は2万2000。「ネットワークは24時間つながっていますし、世界中の人も24時間動いていますので、大会中は世界中のエンジニアが24時間体制で対応していました。我々が主役というわけではなくて、全てのICT(情報通信技術)の技術パートナーと一緒に、メンバーとして活動させていただいていました」と鎌田氏。

また、同社は今大会に向け、サイバーセキュリティ人材の育成(教育システムやスカラシッププログラムなどで支援)や、選手のメダル獲得にも貢献。後者については「卓球の石川佳純選手、張本智和選手とアスリートアンバサダー契約を締結させていただいているのですが、単に広告塔としてスポンサー契約をしたわけではなく、ICTの技術において、皆さんがメダルを獲れるよう、4年間できる限りご支援いたしました」と話す。

石川選手は2019年後半から本格的に分析データを活用している。鎌田氏は、「当社の技術を使っていろいろなデータの分析・解析をしたり。石川選手のコーチは中国にいらっしゃったので、コーチといつでもどこでも、情報漏洩がない形で安全につながるというところを考えながら、ネットワークをタブレット端末につなげたり。やはり重要な会話をされているので、内容が外部に漏れないように」と、同社が行った支援の内容に触れつつ、セキュリティの面はシビアに配慮していたことを明かしてくれた。

ちなみに、このような支援を受けていた石川選手は、契約当初から「さまざまな技術を使って情報を取っていきたい」と話していたそうだ。「例えば、対戦相手の情報は『いち早く提供していただけるようならぜひお願いします』という風に。ときどき、想定していなかった選手、情報を持っていなかった選手がどんどん勝ち上がってくることがあるので、その選手はどういったサーブを打つとか、どういったコースが得意だとか、そういう情報をすぐに映像で見たり、分析データを見たりしたいというのがありました」と鎌田氏。対戦相手のサーブ・レシーブの傾向から球のバウンド位置まで、試合映像から計測したさまざまな分析データを提供したという。

そうした戦い方改革も功を奏し、石川選手(女子団体銀メダル)も張本選手(男子団体銅メダル)も東京2020大会でメダルを獲得。この結果に鎌田氏自身、大喜びしたそうで「4年間ずっと応援していたので、自分ごとのように本当にうれしくて」と笑顔を輝かせていた。

最後に鎌田氏は、「新型コロナウイルス感染症拡大の影響で無観客開催になってしまった点は残念で複雑な想いはあるのですが…。オリンピックのイベントに行き着くまでの4年間、5年間において、日本社会でデジタル化、ネットワークの革新、技術発展をして、我々の経験値を高めていくというのがスポンサー契約の1番の理由です。そういった意味では、大会の規模は縮小されてしまいましたが、逆にコロナで技術革新が進んだ部分もありますし、2024年のパリ大会に向けて、きちんとバトンを渡せているかなと思います。この4、5年の技術革新においては自信を持って実績を積めたと思っています」と力強く語った。

映像提供:NewsPicks Studios 
素材提供:シスコシステムズ

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