サイト内
ウェブ

【漫画】買い物カートもベンチもNG、息子のよだれは試練⁉潔癖夫の菌に対する想像力がすごい

  • 2021年11月17日
  • Walkerplus

潔癖症で神経質、常にばい菌や汚れを気にして生きている夫さんと、その夫さんに逆行している息子さんと3人で暮らす様子を描いた「潔癖夫のフシギな日常」。夫さんとは正反対でだらしなく家事が苦手、出産を機に退職し子育てに奮闘中だというたちさん(@xiaozhen410)がブログやTwitterで配信している漫画だ。

たちさんは普段から理解できない夫の行動をノートに漫画で描きためていたそう。そして、「自分の中にたまった『夫ネタ』をどこかに吐き出したい」という思いでブログに投稿し始めたのがきっかけでスタートした「潔癖夫のフシギな日常」シリーズ。今回はたちさんに、特に印象に残っている話について聞いてみた。

■ばい菌に対する想像力に驚かされる
1.夫のキライなもの【スリッパ】
まず1つ目は、布製のスリッパが嫌いな夫さんの室内履きがクロックスだった話。

「クロックスのようなサンダルは外履きのイメージが強かったので、斬新でした(笑)。よくある布製のスリッパは夫の目にはばい菌の温床にしか映らないようで…結婚して同居する時におそろいのスリッパを購入した時は、失敗したと思いましたね。ちなみにこのスリッパは、結婚4年目に入った今でも未開封で、もはや景色と化しています。読者の方からは『夫さんひどい』という声もありましたが、捨てられないだけまだマシだと思うようにしています(笑)」

2.わが家の禁止料理3選
次は、神経質な夫さんからNGが出ている料理について。油が飛び散る揚げ物、生臭さが気になる焼き魚・煮魚、テーブルが汚れるかもしれない鍋、この3つはたちさんの家では作ることが禁止されているという。

「夫はとにかくキッチンを汚されるのが嫌で、私が料理している間も常に油や調味料がはねるのを気にしているんです。いざ料理ができると、待ってましたと言わんばかりにまずコンロを磨き始めます。最初はそんな夫の行動がいちいち鼻についていたのですが、今はもう慣れたというか、諦めるようになりました(笑)。でも鍋が禁止なのは辛い…冬のお助け料理なので。読者の方からも『せめて鍋だけは許してほしい』という声をいただいたので、今年の冬こそは強行鍋を実施したいです」

3.潔癖症はベンチに座らない
3つ目は、タイトルの通り、公園に行っても「どんな汚れが付いているかわからないよ…」と絶対にベンチには座らない夫さんの話。

「晴れた日に公園のベンチに座っておしゃべり…なんて、私にとっては理想の休日なんですが、そもそも潔癖症の夫が万年雨風にさらされているベンチに座るはずがないんですよね。なので、夫と付き合っている頃は外で飲み物を買った時は必ず立ったままで飲んでいました(笑)。たとえカフェなどに入ったとしても、夫はテーブルとイスを使う前に絶対に除菌シートで拭くという徹底ぶりでした」

4.買い物カート嫌いな夫
4つ目は、コロナ禍で菌を気にするようになった人が増えたからか、共感の声が多かったという買い物カートについて。何があってもカートには触れないという、夫さんの強い意志が感じられる。

「夫は商品だけでなく、自分のエコバッグがカートに触れるのも嫌なようで、私が会計の時にエコバッグをカートに置こうとしたら、瞬時に取り上げられたことがあります。読者の方から『カートはダメでもカゴは持てるんですか?』と質問をいただきましたが、カゴに関しては使うしかないので諦めているようです。また夫は袋詰めをする台も嫌うので、いつもエコバッグを肩から下げたまま商品を詰めています」

5.スーパーで物を落としたときの夫の反応
もう一つ、買い物先での出来事。スーパーで物を落とした時の、夫さんの菌に対する想像力の豊かさに驚かされたというたちさん。

「スーパーの床は不特定多数の人が踏み歩いているので、夫はその不特定多数の靴の裏に付いたあらゆるばい菌にまで想像を膨らませてしまうようです。私は夫とは真逆で、『3秒以内に拾ったから大丈夫だよ』という3秒ギリセーフ法を推しているのですが、もちろん夫には通用しませんでした(笑)」

■潔癖夫に「育児」は試練だらけ⁉
今年の2月に息子さんが生まれてから、夫さんには新たな「育児」の試練が降りかかっているようだ。そんな夫さんと息子さんの出来事も2つ、紹介したい。

6.よだれまみれの生後6か月と潔癖夫
息子さんのよだれがたっぷりと付いたボールを見た時、夫さんのとった行動はボールの動線を辿ることだった。

「ボールの動線にまで考えが至るのが夫らしいです。赤ちゃんって何でも舐めて確認するので、夫はオモチャだけでなく息子がオモチャを落としたところまでキレイに拭き取るようにしています。キリがないだろ!と思うのですが、夫はそこまでしないと気が済まないたちなので、好きにしてもらうようにしています」

7.初離乳食と邪魔なおじさん
最後は、夫さんがずっと恐れていた離乳食の話。たちさんが離乳食を食べさそうと息子さんのもとへ行くと、夫さんが息子さんをガシッと掴んで動きを封じていた。

「夫は食べ物で衣服が汚れたりするのを極端に嫌うので、赤ちゃんがベタベタにしながら食事をする姿はもはや恐怖でしかないでしょう。息子は間もなく手掴み食べが始まりますが、読者の方から『手掴み食べの地獄を見てほしい(笑)』との声をいただいたので、夫の本当の試練はこれからです(笑)」

さまざまな出来事を紹介したが、これはほんの一部に過ぎない。もともと夫さんの愚痴もかねて漫画を投稿し始めたというたちさんだが、読者からは意外と夫さんの気持ちが分かるという意見が多いそう。

「通常の人ではあまり考えないような部分にまで気を使っているので、率直に見ていて大変そうだなぁ、疲れそうだなぁと思います。読者の方から潔癖ならではのこだわりや苦悩などを聞くと、夫を見る目が変わるというか、自分が悪かったなとこちらが反省することもあります。夫はとにかく掃除や洗濯など全て自分でやらなければ気が済まない性格なので、家事が苦手な私にとってはむしろラッキーだったなと思っています(笑)。もちろん、日常的に細かい指摘をされると嫌になりますが、夫もだらしない私に不満はあるでしょうし、そこはお互い様ということで…(笑)」

潔癖症で神経質な夫さんの行動には賛否両論あるだろうが、たちさんが描く漫画からはそれ以上に愛らしさも伝わってきて、憎めない夫さんの性格とたちさんの愛が伝わってくる。

取材・文=重藤歩美(ウォーカープラス編集部)

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
Copyright (c) 2024 KADOKAWA. All Rights Reserved.