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宮本茉由「女優として自信がつき、少しは成長出来ていたらと思います」

  • 2021年11月18日
  • Walkerplus

梅酒のTVCMや駅の広告ポスターでもすっかりおなじみの宮本茉由。『CanCam』(小学館)の専属モデルとしても活躍している。夏クールの、新土曜ドラマ『ボイスⅡ 110緊急指令室』(日本テレビ系)ではECU副室長・山城早紀役を力強く演じて、演技力のすばらしさを披露、女優としてのキャリアを確実に重ねている。

2022年公開予定の、太宰治『斜陽』を映画化した、『鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽』では主演として、没落した貴族の島崎かず子を演じる。この秋クールでは、木曜ドラマ『ドクターX ~外科医・大門未知子』(毎週木曜夜9時、テレビ朝日系)に出演している。

個別取材には真っ白のニットに、ラベンダーの花柄のワンピースというかわいらしい雰囲気で登場した宮本。「今日の衣装は、トップスの白に、お花が散りばめられていて、プリーツになっているワンピースを重ねているのがポイントです。ブーツは薄いベージュで先が丸くなっていてかわいいなと思ってゲットしました!ネイルは秋っぽく橙色です」と笑顔で語ってくれた。

また、「この秋冬はブルーグレーっぽいコートが気になっていたんです。今はそのコートを狙っています(笑)」とブルーグレーのコートに夢中になっているそう。そんな彼女に『ドクターX』に出演にあたっての意気込みを聞いた。

■作品のファンの皆さまに受け入れてもらえるように緊張感をもってしっかりと演じたい
――『ボイスⅡ』での演技は本当にすばらしかったですね。いつも以上に宮本さんの力強さを感じました。出演シーンも多くて見ていて楽しかったです。演じ終わってみて何か大きく変わったことはありますか?

【宮本茉由】ありがとうございます。とてもうれしいです。演じた山城早紀は、警察官なのでとにかく目力が大事だと思って意識して演じました。出演させていただいて、演技を任せていただけるうれしさと、私もこれぐらいはできるんだという、自分のなかの自信がつき、少しは成長出来ていたらと思います。

――ECU副室長として、室長不在の際に、センターのいちばん高いところに立って全体を指揮するシーンは、迫力があってよかったですね。

【宮本茉由】実はあそこに立つシーンの前には、必ず口内炎ができていたんです。かなりのプレッシャーで、いつもは緊張しない私も緊張していたんだと思います。シーンを演じ終わると口内炎が治っているんです。

私が台詞を覚えていなかったり、間違えてしまったら、撮影が進まなくなってしまうので、絶対に噛めないし、押せないし、間違えられない!一回でやらなきゃという気持ちが強すぎて、それが体調に出ていたんだと思います。自分が台詞を言えないかもという不安ではなく、周囲に対する気持ちで緊張していたんだと思います。

――そして、今期の出演作、『ドクターX』は誰もが知っている人気ドラマです。『ボイス』から、『ドクターX』への出演と、いい流れが来てますね。

【宮本茉由】応援してくださる皆さまのおかげです。『ドクターX』10周年という節目に役をいただけたことがうれしいです。しかも、これまで『ドクターX』シリーズでは初めての研修医、新キャラクターの虻川リサを演じます。スーパードクターの大門未知子(米倉涼子)を見て、自分もこういう人になりたいと、医者を目指している研修医です。でも、医者になるのか、好きでやっているXチューブ(動画配信サイト)を続けるのかを迷っている、いまどきの女の子です。

『ドクターX』のスピンオフ作品『ドクターエッグス~研修医・蟻原涼平~』(TELASA<テラサ>にて配信中)では、虻川リサたち3人の研修医たちの青春群像劇が描かれているので、こちらもぜひ見ていただきたいです。

新しいキャラクターだけに、これまで『ドクターX』シリーズをずっと見てきた作品のファンの皆さまに受け入れてもらえるよう、緊張感をもってしっかりと演じたいと思っています。

――演じる虻川リサとの共通点はありますか?

【宮本茉由】他の研修医の2人は、ちょっとおっちょこちょいな役なんですけど、虻川リサは姉御肌で2人の男の子を引っ張っていくという感じです。弟のいるお姉ちゃん的なところは私と似ていると思います。

あとは、あまり負けず嫌いに見えないかもしれませんが、実は負けず嫌いでそこも似ていると思います。

――演じる虻川リサとの違う点はありますか?

【宮本茉由】虻川リサは、本業の医者と、副業のXチューブ(動画配信サイト)を両立させているんです。みんなにバレないように仮面を被って違う自分になりきってXチューブをやっているのがすごいと思います。生き方そのものが器用な人で、私は不器用なのでそこは違うなと感じています。

■皆さんを引っ張れるような存在になりたい
――今後、ドラマ出演が重なって、同時にいろんな役柄を演じる機会も増えていきそうですね。今回の、2つの顔を持つ役柄を演じることで、どんどん器用になっていくかもしれませんね。

【宮本茉由】はい。そうですね。実は前回の『ボイス』の最後と、『ドクターX』の最初の撮影が少し被って、貴重な体験をしたんです。自分では意識してなかったのですが、虻川リサを演じているのに、山城早紀になっていたところもあったようです。シリアスなシーンを演じる際に、ちょっと低い声で話す警察官の雰囲気が出ていたんだと思います。マネージャーさんから言われて気が付いて自分でも驚きました。

――米倉涼子さんとはドラマ『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』(テレビ朝日系)以来の共演ということになりますが、久しぶりにご一緒していかがですか?

【宮本茉由】米倉さんが「久しぶり」と声をかけてくださって、すごく優しく、フレンドリーに接してくださいました。『ドクターエッグス』も見てくださって、「すっごいよかった」と作品を褒めてくださって。米倉さんのInstagramで、研修医の3人と米倉さんの4人で撮影した写真を掲載してくださいました。とってもうれしかったです。

――米倉さんのお話を聞くだけでも、撮影現場の雰囲気のよさが伝わってきますね。来年はどんな年にしたいと思っていますか?

【宮本茉由】どんな役でもひとつひとつを大切に、そして現場も大切にしたいと思います。現場がいい雰囲気になれば、演技もいいものになると思いますので、自分が率先して雰囲気作りができるように、心の余裕をもってお仕事したいです。来年は、皆さんを引っ張れるような存在になれるようにがんばりたいなと思っています。

――来年は、宮本さん主演の映画、『鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽』の公開(予定)もありますし、さらに飛躍する年になりそうですね。

【宮本茉由】はい。精一杯がんばりますので、今後とも応援をよろしくお願いいたします!また、ぜひ取材してください!

撮影・取材・文/野木原晃一

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