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NMB48・白間美瑠卒業コンサートレポート!「皆さんの笑顔を私の人生をかけて守り続けます」

  • 2021年8月28日
  • Walkerplus

NMB48の“最後の1期生”である白間美瑠の卒業コンサート「白間美瑠卒業コンサート~みるるん、さるるん、ありがとう♡~」が、2021年8月15日に大阪城ホールで行われた。山本彩や渡辺美優紀など同期の卒業メンバーも大集結し、1期生の妹的存在である彼女の卒業に華を添えた。

今回は、そんな見どころたっぷりの卒業コンサートをレポート。現場に足を運べなかった人や、もう一度感動したい人は必見!

■クールでセクシーなオープニングに圧倒される!
激しい雷雨の森の中に檻があり、そこにはヒョウが…という、見ごたえのある映像からスタート。センターステージに置かれたゴージャスな椅子に座り、ヒョウ柄のコートを身に纏った白間が登場。ソロ曲『イケナイコト』を妖艶に歌い始める。“檻に閉じ込められたヒョウ”という設定で、「大きい椅子に座っての登場に憧れていた」という彼女の夢を叶える演出だったそうだ。

白間扮する“女豹”を仕留めようとする、銃を手にしたメンバーたちをバックダンサーに従えて、エネルギッシュなナンバーを次々と披露。クールな姿を存分に見せつける。

「今日は11年間の感謝の気持ちをたっぷり込めて、メンバーのみんなと一緒に最高のステージをお届けしたいと思います!」と意気込みを語った後、彼女が所属していたチームMの楽曲をメドレーで10曲パフォーマンス。時折、スクリーンに映し出されるデビュー当時をはじめとする懐かしの映像がエモさを増幅させていた。

■さや姉もみるきーも!同期の卒業メンバーが続々登場
NMB48劇場での公演で何度も披露していた思い出のユニット曲コーナーでは、苦楽を共にした1期生の卒業メンバーがサプライズで登場!

『制服が邪魔をする』では、小笠原茉由・岸野里香・近藤里奈・福本愛菜・山田菜々(五十音順)が、大人の色気を漂わせたパフォーマンスで観客を魅了。

『雨の動物園』では、沖田彩華がキリン、門脇佳奈子がパンダ、川上礼奈がゾウ、木下春奈がシマウマ、上西恵がペンギン、三秋里歩がライオンの衣装でキュートに登場!白間もサルの衣装で加わると、さらに木下百花が飼育員として現れ、曲の最後に巨大な網で白間を捕獲。会場を盛り上げた。

吉田朱里・渡辺美優紀と3人で披露した『投げキッスで撃ち落せ!』では、無邪気な笑顔が弾けた。

『Bird』では、山本彩と美しいハモりでデュエット。アウトロで2人は微笑み合い、山本は右手で白間の右肩を抱いた。

白間、木下、山田、山本、吉田、渡辺の6人でのMCでは、山本が「2021年にサンバイザーとテンガロンハットは、ちょっと厳しい」と吉田と渡辺の衣装をいじり、「まだアラサーなん?アラフォー?」と山田の年齢をいじるなど、爆笑トークを展開。笑いに貪欲なNMB48魂は健在だ。白間はユニットコーナーを振り返り、「幸せです。1期生のみんなの顔を見たら、安心感があった」と、1期生の“妹”としての顔を覗かせた。

そして、白間がセンターを務める卒業シングル『シダレヤナギ』をはじめ5曲を披露して、本編が終了。

■卒業スピーチに込めた7つの「ありがとう」
アンコールでは11年の歩みをまとめた映像が流れた後、白間が白いドレスで登場。「泣かずに笑顔で皆さんに気持ちをしっかり伝えたい」と、ピンクのサイリウム一色に染まった客席を見渡しながら語り始める。

「私は中学1年生の時にNMB48のオーディションを受けて、1期生として合格しました。毎日が初めてのことばっかりで、言われたことが全然理解できず、お姉ちゃんメンバーの背中に隠れて、ついていくだけで必死でした。レッスンの時もダンスの先生に何回も怒られて、レッスン場を飛び出して大泣きして、お姉ちゃんメンバーに慰められていました」と、デビュー当時を回顧。

「でも握手会やお手紙で、『美瑠のセンターが見たい!』『美瑠ならできるよ!』という大好きな皆さんからの言葉で、私は変わることができました。『レッスン場に住んでるのか』って言われるぐらい練習しました。皆さんの笑顔を思い浮かべると、どこまでもどこまでも練習することができました」

「こんな私を見つけてくれて、ありがとう。全力で応援してくれて、ありがとう。見守っていてくれて、ありがとう。勇気をたくさん、ありがとう。優しさをくれて、ありがとう。自信をいっぱいくれて、ありがとう。大きな、大きな、おっきな愛を本当にありがとうございます!」と、7つの“ありがとう”を重ねて、感謝の思いを伝えた。

「私は歌って踊ることが大好きです。困難だと思うことにチャレンジすることも大好きです。だから卒業しても私は私の未来のために、私の夢を叶えるために、挑戦し続ける姿を皆さんにお届けして、皆さんの笑顔をこれからもずっとずっとずっと守っていくことを約束します!」と、堂々と宣言した。

■涙なしでは見られない。1期生最後の『卒業旅行』
11年間の感謝の思いを込めて、卒業ソロ曲『いつもの椅子』を熱唱すると、続く『すべては途中経過』ではメンバー全員とパフォーマンス。その間奏でメンバーに向けてエールを送る。

「人生は気合や!気合があれば絶対なんでも乗り越えられるから、みんながんばってな!」。うなずく塩月希依音。涙する渋谷凪咲。メンバーにも会場にいる我々にも響く、熱いメッセージだった。

後輩メンバーを代表して、白間と特に仲が良かった3期生の加藤夕夏が手紙を朗読。「美瑠ちゃんはいつも前向きで力強い言葉をメンバーにかけてくれていました。かっこいい背中をいつも見せてくれて、後輩の憧れの存在でいてくれて、熱い難波魂やNMB48の魅力を受け継いでグループを引っ張ってくれて、本当にありがとう!」と涙ながらに感謝の気持ちを伝えた後、「おばあちゃんになっても一緒にカラオケ行こうね。そして、いつでもいいけど、貸したまんまのレッスン着、返してください(笑)」と白間の“借りパク”を暴露し、しんみりしたムードを一変させた。白間は「あったっけ?」と全く覚えていない様子だったが…。

そして加藤が「私たちは美瑠ちゃんの卒業を、旅立ちをしっかり見送ります」と語ると、1期生の卒業コンサートでは必ず歌われる『卒業旅行』のイントロが流れ始める。白間は涙をグッとこらえ、歌いながらメインステージから花道を歩いてセンターステージへ。そこには、この日のために集結した1期卒業生22人が待ち構えている。その輪の中に入っていく白間の姿を、涙なくしては見られなかった。

後輩メンバーが立つメインステージ。白間を含む1期生がそのステージの階段を登り、上段に横一列に並ぶと、山本彩が「美瑠の卒業で、2010年のNMB48結成時に集まった1期生が全員卒業することになります。これまでたくさんの応援を本当にありがとうございました。これからは、ここにいるメンバーたちが新たに作っていくNMB48を、どうぞ見守っていただけたらと思います」と挨拶。

2人ずつ、一礼をして去っていく1期生。最後に残った白間は「NMB48として過ごした時間は、私の人生にとって、とってもとっても大切な宝物です。本当にありがとうございました!」と、笑顔で手を振りながらステージを後にした。その光景は、1期生全員の卒業式のようだった。

■クレヨンしんちゃんも卒業のお祝いに駆けつける!
これからグループで1番先輩になる2期生の石田優美は、「先輩たちが作ってきたストーリーを無駄にせずに、勢いに乗れるNMB48を作っていきたいです。そしていつか、NMB48の目標である京セラドームに立ちたいです」と抱負を語り、「NMB48のそばから離れずについて来てください!」と呼びかけた。

白間を除く現役メンバー全員で『青春のラップタイム』を披露すると、白間がこよなく愛する「クレヨンしんちゃん」の野原しんのすけが「オラ、みるるんの卒業をお祝いしに来たゾ」と、花束を持って登場!白間が再びステージに現れ、『ワロタピーポー』で彼女らしく、明るく元気に締め括った。

最後に白間はメンバーと1人ずつグータッチをした後、改めて「皆さんの笑顔を私の人生をかけて守り続けます!」と飛躍を誓い、全34曲・約2時間50分の卒コンに幕を下ろした。

白間は8月31日(火)にNMB48劇場で卒業公演を行い、11年のアイドル人生にピリオドを打つ。9月からも自身のモットーである「気合・根性・感謝」を胸に、影の努力を重ねながら、全力で走り続けるだろう。そしてそれは、後輩たちにも受け継がれていく。

取材・文=ポッター平井

<ポッター平井・プロフィール>
構成作家・ライター。MBSラジオ『NMB48のTEPPENラジオ』などを担当。松田聖子さんの“輝き”に魅せられて以来、30年以上アイドルを応援し続けるアイドル・サポーター。

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