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荒俣宏「語れば1時間かかる」、55年ぶりに封印が解かれた『大魔神』の意義を力説!

  • 2021年7月7日
  • Walkerplus

7月2日、「ところざわサクラタウン」内「角川武蔵野ミュージアム」にて、妖怪をテーマにした特大展覧会『妖怪大戦争展2021 ヤミットに集結せよ!』の第2期展示がスタートし、それを祝した「大魔神」像の除幕式が行われた。

除幕セレモニーには、小説家であり、『妖怪大戦争 ガーディアンズ』の原作者である荒俣宏氏と、公益財団法人角川文化振興財団の理事長、角川歴彦氏が登壇。

■一度暴れ出したら憤怒の形相となって破壊の限りを尽くす「大魔神」
荒俣氏は、「『妖怪大戦争 ガーディアンズ』という非常に大きな映画と、それをフォローアップする意味も込めたこの「妖怪大戦争展」のシーズン2をセットで皆さんにご覧いただけるのは本当にうれしい」とコメント。続けて、「映画には『大魔神』が出てきますが、この『大魔神』の意味も、語れば1時間はかかる(笑)。なんで出てくるんだこの映画に?というのがあると思いますが、これが実に重要なものになるということは、映画を観て頂ければ分かると思います」と鑑賞ポイントを解説した。一度暴れ出したら100年はその怒りが収まらない「大魔神」の動向に注目したいところだ。

■大きなモノに憧れる時代ならではの「大魔神」
また、角川氏は「アメリカのエンターテインメント(ハリウッド)は『ゴジラvsコング』や『アベンジャーズ』のようなものすごく大きな映画をやっています。私もそうした映画をこまめに観ましたが、今の若者たちは『進撃の巨人』にもあるように“大きなもの"に憧れているのだと思います」と語り、昨今のトレンドを分析。そして「KADOKAWAには『大魔神』がありました」と角川氏は力説。

「私はこの『大魔神』を日本から世界に向けて本格的にデビューさせたいと思いました。そしてまた大映の資産として『妖怪大戦争』もあります。この『妖怪大戦争』に『大魔神』を登場させるというのは、さすがの三池崇史監督も驚いていました(笑)。ただ、アメリカのSFXの大作は、理屈抜きでそうしたことを楽しませます。日本も少しでもハリウッドに近づきたい、そういう気持ちが今回の『ガーディアンズ』という言葉には込められています」(角川氏)
 
■“生きる展示会”全国の妖怪列伝が楽しめる「妖怪大戦争展」
そんな、日本の伝統的な妖怪列伝が籠められた『妖怪大戦争展 2021 ヤミットに集結せよ!』では、“生きる展示会”と呼ばれ、さまざまな周期により姿を変えるのも見どころの1つ。また、「大魔神」の登場だけでなく、映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』に登場する「隠神刑部(いぬがみぎょうぶ)」「狐面の女(きつねめんのおんな)」の人形造形に加え、真っ暗な「妖怪回廊」をライトペンを照らすことで古の妖怪たちに出会えるアトラクションや、47都道府県に伝わる妖怪の紹介、ヤミット会場で『妖怪大戦争 ガーディアンズ』の妖怪に変身できるなど、楽しみが尽きない。

映画通から、妖怪の研究者、そして子供たちにとって忘れられない夏の思い出になることは間違いない。

※展示替え情報は、公式ウェブサイトや公式SNS等で発信します。
※展示内容が変更、または中止になる場合があります。予めご了承ください。
※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

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