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【育児漫画】母不在の寂しさを父の歌で癒やすことはできるのか!?娘さんの反応に爆笑

  • 2021年7月7日
  • Walkerplus

「家に新しいおもちゃが来るたびに、子供の中で私のランキングが下がる」「お母さんがいない寂しさを埋めようと子守唄を歌ったら、『部屋のはしっこに立っといて』と言われた」など、ちょっぴり哀愁漂うお父さん目線の育児漫画が人気のあおむろ(@aomuro)さん。ゆるいタッチで描かれるお子さんとの日常が、笑えて時に泣けると話題だ。今回はあおむろさんに漫画を描き始めたきっかけや、特に思い出深い作品を聞いてみた。

■過ぎ去っていく日常を、日記のように残したい
あおむろさんがSNSに漫画をアップするようになったのは、1人目のお子さんが生まれた2013年から。きっかけについて、「あっという間に過ぎ去っていく日々を日記のように残す方法はないかなと考えた末、4コマ形式ならそんなに負担にならないだろうと思い描き始めました」と教えてくれた。

漫画を描くにあたってのこだわりを聞いてみると、「ネタのために出かけたりはせず、あくまでも日常の出来事をありのままに描くようにしています」とのこと。糸電話で娘さんから言われた衝撃のひと言や、ごっこ遊びの切ない結末など、なんでもない日々に潜むおもしろさを拾い上げた漫画は、思わずクスッと笑ってしまうものばかりだ。

現在、7歳の娘さんと4歳の息子さんを育てているあおむろさん。お子さんの性格などを聞いてみた。

「娘はとにかくお絵かきが好き。今は一緒に鬼滅の刃の絵をたくさん描いていて、将来は一緒に同人誌を作ろうねという話をしています。息子は恐竜が大好きで、恐竜に関する知識はすでに半端ないです」

■あおむろさんお気に入りの作品を紹介
投稿されている作品の中から特に思い出深いものは?と聞いたところ、「娘さんとの手紙交換」をチョイス。

「手紙に書く文章はほんの少しですが、とても喜んでくれます。今でもたまにお弁当持参の日は、手紙を入れています」

また、「お風呂での氷あそび」は反響が大きかったそうで、「実際に試してくださった方や、アレンジ方法を教えてくださった方もいて、とてもうれしかったです」と当時を振り返る。

読者からのコメントは、あおむろさんのモチベーションにも繋がっているそう。

「漫画を描き始めた当初はまさかこんなにたくさんの方に見ていただけるだなんて思っていませんでした。いつもいただく温かいコメントが、日々の励みになっています。みなさまも健やかにお過ごしください」

■いずれ育児漫画をやめても、漫画はずっと描き続けたい
自分では忘れてしまう幼い日のことをお父さんが漫画で記録してくれているなんて、ちょっぴり羨ましくも感じる。しかしあおむろさんは、2人のお子さんが大きくなった時に自身の漫画を読んでほしいとは思わないそう。

「あくまで自分が読み返すための日記のようなものなので。現在描いている漫画についてはいずれ子供たちも嫌がるときが来るだろうし、やめなければならない段階がくると思います。なので自分ごとを描く機会がどんどん増えてくるのではないでしょうか。すっかりライフワークになっているので、おじいちゃんになっても漫画は描いていたいですね」

日常に潜むかけがえのない思い出を、漫画で描くあおむろさん。独自の視点で見つけ出す子供たちのおもしろさはもちろんだが、いつかは終わりを迎える子供時代を切り取った切なさも、多くの人の心を震わせている理由なのかもしない。あおむろさんが作品を発信し続ける間は私たちも、毎日の小さなエピソードを楽しみながら2人のお子さんの成長を見守りたい。

取材・文=石川知京(関西ウォーカー編集部)

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