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今夏は「熱中症対策」がさらに重要 子供の水分補給量は1日約500ミリリットルも不足している

  • 2021年6月29日
  • Walkerplus

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、ステイホームが呼び掛けられ、在宅時間の延長でさらなる増加が懸念される“室内熱中症”。また、高温多湿の環境下でのマスク着用により発症する“マスク熱中症”の危険性も高まっている。そんななか、水分補給を呼び掛ける啓発活動を行っている日本コカ・コーラの「アクエリアス」は、水分補給や熱中症に関する実態調査を実施。すると、子供も高齢者も水分摂取量が足りていないことが判明し、必要な水分摂取量や摂取方法も「知らない」と答える人が多くいることが分かった。

水分摂取量は年齢や性別、活動レベルにより異なるが、厚生労働省の「『健康のため水を飲もう』推進運動」では、「1日2.5リットルの水が必要」としており、「あと2杯水を飲む(目覚めの1杯と寝る前の1杯)」ことを呼び掛けている。

そこで、小学校1年生から高校3年生の子供を持つ保護者516人と、65歳から75歳の高齢者208人を対象とした今回の調査では、「実際に1日どれくらいの水分を摂っているのか」を質問。すると、平均で子供は1433.0ミリリットル、高齢者は1776.5ミリリットルという結果に。水分は食事からも摂れることから、飲み水としては1日2リットルが目安といわれているが、子供(達成率71.7%)も、高齢者(達成率88.8%)も足りていなかった。

また、水分は1時間でコップ1杯程度(200ミリリットル)を“複数回に分けて飲むこと”が良いとされているが、「1時間に飲む水の量」について聞いたところ、平均して子供は165.2ミリリットル(達成率82.6%)、高齢者は148.0ミリリットル(達成率74.0%)に。1時間あたりに飲む量も不足していることが分かった。

そして、「1日に必要な水分摂取量について知っているか」と聞くと、「知っている」と答えたのは子供23.8%、高齢者55.8%にとどまり、子供の69.4%、高齢者の44.2%が「知らない」と回答。1日数回に分けて飲む摂取方法についても同様の結果で、子供の60.9%、高齢者の39.4%が「知らなかった」と答えた。

同調査では、「熱中症対策として行っていること」を聞いた際に、子供、高齢者共に約7割が「定期的な水分摂取を心掛けている」ということが分かったが、「具体的な量や飲み方」については把握していないよう。そこで、「1日に必要な水分摂取量を摂れていると思うか」と聞くと、子供の59.7%、高齢者の43.3%が「足りない」と回答。水分摂取の必要性は重々分かっていても、具体的に理解していないために十分にはできていない…という実態が浮き彫りになった。

これらの調査結果をもとに、同社は「1日の水分摂取状況」を調べる実証実験を行い、その様子を動画として公開すると共に、望ましい熱中症対策についても助言(ふじみの救急病院院長 鹿野晃先生によるアドバイス)。

実験でも、多数の人が1時間で飲むべき量(約200ミリリットル)の水分を摂取せずに過ごしていることが分かったが、鹿野先生は、コップ1杯の水分を摂る習慣を付けること・「マスク熱中症」を防ぐために、屋外ではソーシャルディスタンスを保ちつつマスクを外して適宜休憩すること・エアコンの特徴を知り上手く活用すること・体温調節能力が不十分な子供や高齢者に注意すること・適切な水分補給方法を知ることを呼び掛けている。水分補給方法としては「ペットボトルに目盛りを付けたり、最近では目盛り入りの水筒も手に入るので、それを参考にしながら飲むのもおすすめです」とのことだった。

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