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【漫画】人間を堕落に導く猫とそれを阻止する犬の戦いがたまらない「悪の秘密結社ネコ」

  • 2021年6月26日
  • Walkerplus

猫の魅力が満載の4コマ漫画を描くぱんだにあさん(@pandania0)。猫と妖怪をかけ合わせた「ねこようかい」、猫が昔話の登場人物になったらどうなる?という世界を描いた「ねこむかしばなし」と並び、人気なのが「悪の秘密結社ネコ」だ。“思い上がった人間たちにネコの恐ろしさを教えるべく”結成された猫の秘密結社とその幹部たち、それを阻止すべく立ち上がった犬のイヌーマン、イヌーマンをサポートする妹(でも犬種が明らかに違う)と、個性豊かな動物模様が堪能できる。ぱんだにあさんにこの作品の生まれたきっかけや、見どころを聞いた。

■猫+悪役の発想から生まれた秘密結社
子供の頃から悪役が好きだったというぱんだにあさん。悪役に肩入れしすぎて、主人公側を応援できずに作品を素直に楽しめないことがよくあったんだそう。そんなぱんだにあさんが、新作制作の打ち合わせで、編集担当者から好きなものを聞かれた時に“悪役”と答えたことが「悪の秘密結社ネコ」の生まれるきっかけとなった。

しかし、悪役の猫といってもその行動はキュートなのがぱんだにあ風。急いでいる人間の足止めをしたり、猫の香りなしには生きられないようにしたり、朝4時に起こしたり…。“悪事”の数々は実際の“猫あるある”行動にも繋がっているのがまた、おもしろいところ。

「“猫あるある”のネタは色々なところから吸収しています。昔、猫を飼っていた経験もあるのですが、それだけではなくて、SNSや猫に関する記事や本はたくさん読みますし、猫を飼っている友人に話を聞くことも。猫カフェにも行きますし、歩いている猫がいるとついじっと見てしまいますね。猫好きの編集担当者の方が“あるある”ネタを教えてくださることもあります」と、自身の経験だけではなく、多角的な情報収集が作品の説得力を生み出しているようだ。

■猫派以外にも朗報!犬やネズミなどのキャラクターも登場
「悪の秘密結社ネコ」では、犬のイヌーマンや、ハリネズミの針山さんなど、猫以外のキャラクターも登場するのも大きな魅力だ。

イヌーマンはネコに対抗すべく正義の味方として奔走するが、犬らしい素直な性格から猫たちに振り回されることもしばしば。ボールを追いかけたり、予防接種を怖がったりと“犬あるある”なネタもしっかり抑えられている。ぱんだにあさんにとって、犬とはどんな存在なのだろうか?

「実家で犬を飼っていたことがあります。猫は意思疎通ができているか、できていないかがちょっとわからないところに惹かれるのですが、犬は猫より意思疎通ができるところが魅力的ですね。より人間のパートナーなのではないでしょうか。今、もし犬を飼うとしたら柴犬がいいなと思っています。お尻がかわいいです」

イヌーマンの行きつけのカフェのマスターとして登場するのがハリネズミの針山さん。客の気持ちに寄り添う寡黙なハリネズミだが、過去にはハムスターの金熊と共に“ハムスターギャング”なる組織に所属していたことが明らかになった。将来、ほかの勢力や動物たちが登場するのかぱんだにあさんに聞いてみると「色々身近な動物を出していけたらと思います。ハムスターギャングは悪属性だったので、イヌーマンに協力的な組織も出したいですね」とのこと。現在、数の上でやや劣勢を強いられているイヌーマンだが、強力な助っ人が現れるかもしれない。

■謎多き「猫総帥」の秘密が明かされる時はくる?
そして、「悪の秘密結社ネコ」を語る上で外せないのが、秘密結社のトップである猫総帥。全国の構成員を従えて暗躍しているが、普段の生活ぶりは謎に包まれている。秘密結社の幹部たちは飼い主について描かれているのとは対称的だ。

「猫総帥の飼い主については明らかになったほうがいいのか、謎のままのほうがいいのか悩んでいます。秘密結社の幹部たちは力に優れていたり、知的だったりする一方、猫総帥は素早かったり、ちょっと強かったりはしますが、ほかの幹部より優れているところはありません。ですが、なんとなく幹部や構成員に好かれています。今は猫総帥のそういった部分を描けたらいいなと思っています」

特に優れているところはないとのことだが、愛されキャラであることが猫総帥の一番の武器なのかもしれない。猫総帥の私生活については今後の展開が待たれる。

「悪の秘密結社ネコ」は2021年6月12日に2巻が発売になったばかり。フルカラーで描き下ろしも多数なので、ツイッターをチェックしているファンの人達も存分に楽しめる内容になっている。猫派も犬派も秘密結社の暗躍に刮目せよ!

取材・文=西連寺くらら

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