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豪華絢爛な美術品があべのハルカスに!「ヨーロッパの宝石箱 リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展」

  • 2021年2月4日
  • Walkerplus

世界で唯一、侯爵家(君主)の家名が国名となっているリヒテンシュタイン。数世紀に渡り集められた絵画や陶磁器などのコレクションを紹介する展覧会「ヨーロッパの宝石箱 リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展」が、あべのハルカス美術館で開催中だ。期間は2021年3月28日(日)まで。

■美術作品の収集によって名声を得たリヒテンシュタイン
スイスとオーストリアに挟まれたリヒテンシュタインは、世界で6番目に小さな国。独立国家としては300年ほどだが君主である侯爵家は12世紀以来の長い歴史を持ち、歴代にわたる美術作品の収集によって高い名声を得ているそう。

今回は、ルーベンス、クラーナハ(父)、ヤン・ブリューゲル(父)ら侯爵家秘蔵の油彩画63点をはじめ、宮廷の空間を彩った陶磁器など全126点が一挙に展示される。

■東洋の陶磁器から影響を受けたコレクションも
豪華絢爛なコレクションが数多く展示される本展覧会。なかでも注目されるのは、豪華な陶磁器の数々だ。

陶磁器が最も発達していたのは中国で、その影響から日本でも陶磁器文化が発展したのだそう。東洋で生まれた陶磁器は、その美しさからヨーロッパでも18世紀頃から人気に。今回はウィーンで制作された作品を中心に展示。時にはヨーロッパ人好みの金属装飾が施されることもあり、東洋と西洋の文化の出会いが垣間見られる。

■小泉孝太郎の音声ガイドなど鑑賞時のサポートも充実
「ヨーロッパの宝石箱 リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展」は、「宗教画」「磁器」などのテーマで分けられた全7章の構成。最後の章「花の静物画」では、特別に写真撮影が可能なエリアも。

また、俳優の小泉孝太郎がナビゲーターを務める音声ガイド600円(税込)の貸出も行われている。こちらにはリヒテンシュタイン侯爵家とも縁があったというモーツァルトなどの曲を使ったBGMも収録されているので、名曲と共に至極のコレクションを楽しもう。

■新型コロナウイルス対策も万全
あべのハルカス美術館では入館前にサーモグラフィーによる検温の実施や手指のアルコール消毒などを呼びかけ、新型コロナウイルス感染拡大防止に努めている。副館長の米屋さんは「心が塞がれてしまう日々が続いていますが、美術品に触れて安らぎを感じてもらえるとうれしいです」と語った。

宝石箱に例えられる華麗な美術品の数々を、その目で堪能してみては。

取材・文=さくらいけんたろう

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