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「人と人を繋ぐ餃子」とは?東京発の餃子店が宇都宮進出、餃子の街のさらなる発展へ

  • 2020年12月6日
  • Walkerplus

以前は「肉汁餃子製作所ダンダダン酒場」という名称で、餃子が主役の居酒屋として展開していた「肉汁餃子のダンダダン」。餃子専門店として躍進を続ける同店が95店舗目を餃子の街・宇都宮に初出店させた。

■餃子の街に仲間入りし、一緒に街を盛り上げ、餃子を盛り上げていきたい

「肉汁餃子のダンダダン」は東京・調布発祥の餃子専門店。以前の「肉汁餃子製作所ダンダダン酒場」は2011年に創業。その当時、“餃子酒場”という価値観はまだなく、ラーメン店や中華料理店の脇役だった餃子を主役にすべく、肉汁餃子を研究してきたという。餃子にこだわり店舗を拡大するなかで、“餃子が主役の居酒屋”というスタイルを確立。“餃子をつまみにビールを楽しむ”という価値観を広める、という当初の目的を果たした。

店舗が拡大し、多くの人に愛される“餃子酒場”に成長していくなか、より多くの人に看板商品の餃子を味わってもらいたいという思いも強くなり、「老若男女に愛され続ける、肉汁餃子の店」というブランドコンセプトに立ち返り、今年7月、業態を限定する“酒場”ではなく、看板商品を全面に打ち出すべく、店舗名を「肉汁餃子のダンダダン」に変更。全国91店舗展開していた時だった。

そして今回、95店舗目の出店地に選んだのが、餃子の街・宇都宮だ。宇都宮といえば餃子。ソウルフードであり、観光資源としても全国に知られる。1993年には、市内餃子専門店など38店舗で「宇都宮餃子会」を発足。現在は84店舗が加盟している。宇都宮駅前には餃子像が設置され、年に一度、「宇都宮餃子祭り」が行われるなど、市全体で餃子を愛し、盛り上げている。

今回の出店について、執行役員・FC事業部部長の伊藤慎一朗氏は「『肉汁餃子ダンダダン』のブランドを広めていきたいというのは、ずっと変わらず私たちが考えていることです。今回、ご縁があって餃子の認知度が高いこの街に出店することができました。ただ、餃子の街というだけあって、餃子に対するお客様の舌も肥えています。東京の餃子店にもおいしい店があるのだということを知って欲しいと思っています」と話す。

実際、宇都宮は駅ビル内にも餃子店があり、駅前の徒歩圏内にも多数の餃子店が並ぶ。さらに「餃子通り」と呼ばれる人気店の並ぶ路地があり、交通アクセスがよくない店舗でも行列ができる人気店もあり、まさに餃子の街。地元の人はもちろんだが、観光客が訪れる“観光地”でもあるため、コロナ禍では厳しい状況になっているところも少なくない。伊藤氏は「元々、餃子の街に仲間入りさせていただくことで、一緒に街を盛り上げ、餃子を盛り上げていきたいという想いがありました。新型コロナウイルスの影響で飲食業界は全体的に大きなダメージを受けていて、それはきっと餃子の街も同じだと思います。こんなときだからこそ、一緒に頑張って、踏ん張って、盛り上げていきたい」という。

他のエリアよりも餃子の優良店、老舗が多い宇都宮。地元で生まれ、地元に愛され、後世に残したい味がたくさんある街。その中に加わることで、「学べることも多い」と伊藤氏。一方で、全国どこにいても同じ味が楽しめるというのが多店舗展開している「肉汁餃子ダンダダン」の役目であるともいう。つまり、転勤や引っ越しで住む場所が変わっても、遠くに住む家族や親せき、友人などとも同じ味を共有できる、人と人を繋ぐ餃子になりうるのだ。

餃子酒場から餃子専門店へ店名とスタイルを変え、全国に店舗を広げ、「老若男女に愛され続ける、肉汁餃子の店」が、今後、餃子の街にどんな影響を与えるのか。餃子の街とともにどのように発展していくのか、大いに期待が高まるところだ。

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