サイト内
ウェブ

鴈治郎、愛之助、右團次らが登場!大阪文化芸術フェス 歌舞伎特別公演

  • 2020年7月31日
  • Walkerplus

大阪府では9月から11月にかけて、万博記念公園など大阪府内各所で「大阪文化芸術フェス」を開催する。その最初の公演として9月11日(金)~13日(日)の3日間、「COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール」で「大阪文化フェス 歌舞伎特別公演」が行われる。それに先駆け、7月29日、大阪本庁大阪府公館で歌舞伎役者らが登壇して記者発表会が行われた。

■大阪の文化芸術を国内外に発信するフェス

「大阪文化芸術フェス」は大阪が長い歴史の中でつちかってきた上方伝統芸能などの文化芸術や大阪の文化を国内外に発信し、世界にその魅力を伝えようと2017年から開催されているもので、今年で4年目となる取り組み。

■歌舞伎で大阪を元気にしていきたい

公演の皮切りとなる「大阪文化芸術フェス 歌舞伎特別公演」の発表記者会見では吉村洋文大阪府知事と歌舞伎役者の中村鴈治郎、片岡愛之助、市川右團次、松竹執行役員の市村昌也氏が登壇、公演にかける意気込みなどを語った。

冒頭、吉村知事は「今年はコロナ禍の影響で、さまざまな文化芸術が中止になったが、このフェスはしっかり感染症対策をとって実施する。歌舞伎も1月の大阪、2月の京都以来の開催。ぜひ歌舞伎で大阪を元気にしていきたい」とあいさつ。

■1日3公演、凝縮した内容の演目に注目

大阪文化芸術フェス初年度の2017年以来、2度目となる歌舞伎の公演はA、B、Cの3プログラムあり、1日3公演、3日間で計9公演実施される。演目はAプロが「茶壺」「京人形」、Bプロが「晒三番叟(さらしさんばそう)」「身替座禅」、Cプロが「戻駕色相肩(もどりかごいろにあいかた)」「連獅子」。

各演目について松竹執行役員の市村昌也氏は「AプロからCプロまで、関西になじみ深い演目で、舞踊や舞踊劇が中心。時間はウィズコロナの時代に合わせ各90分程度と短めだが、凝縮した内容になっている」と解説する。

■久しぶりの客前での公演に心躍る

京人形、身替座禅、連獅子に出演する中村鴈治郎は「1月以来、化粧をして衣装を着てお客様の前に立つのは初めて。お客様に見ていただくうれしさは何ものにも代えがたい。(公演は)あっという間に終わってしまうのでぜひ成功させたい」と喜びを抑えがたい様子。

連獅子で鴈治郎と共演する片岡愛之助は、8月には鴈治郎の息子の和太郎とも連獅子を演じる。「8月は親獅子、大阪では子獅子を演じる。コロナを吹き飛ばす勢いで毛振りをつとめたい。久しぶりの鴈治郎お兄さんとの連獅子が楽しみ」とうれしそうだ。

市川右團次は戻駕籠色相肩で尾上右近、息子の市川右近と共演する。「実は私の本名は右近なのでトリプル右近ということになります」と明かし、会場の笑いを誘った。

公演には3人のほか初代中村壱太郎、二代目尾上右近、二代目市川右近、四代目市川九團次が出演する。

■「ぜひ全プログラムを楽しんで」

「大阪文化芸術FES 歌舞伎特別公演」は、COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで、9月11日(金)、12日(土)、13日(日)の各日11時、14時30分、18時の1日3公演、計9公演行われる。中村鴈治郎は「Aプロ、Bプロ、Cプロは各日入れ替えて演じます。ぜひ全プログラム見て楽しんで」と呼びかけた。

観覧料1公演7000円(税込・全席指定)。チケットは8月7日(金)10時から電話予約・WEBで受付。

取材・文=鳴川和代

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
Copyright (c) 2024 KADOKAWA. All Rights Reserved.