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春の登山シーズンがスタート!今年は花の百名山を目指そう【関東編】

  • 2024年3月6日
  • tenki.jp

冬は登山をお休みしていたという人は、そろそろ山が恋しくなってきたのではないでしょうか。今シーズンはどの山を登ろうか、検討を始めた人もいるかと思います。そこで提案なのですが、今シーズンは花の百名山を目指してみるのはどうでしょう?

今年の冬は気温が高い日が多かったことから、地域によっては寒桜の見頃が例年よりも早まっているようで、花の百名山に咲く花もいつもよりも早く開花するかもしれません。そこで、今回は春の登山におすすめしたい、関東の「花の百名山」をご紹介します。

数え切れないほどの春の花々が共演する「高尾山」

春の花を求めて登山するなら、まずは定番の高尾山から始めましょう。高尾山は低山ということもあって植物の種類が豊富。しかも難易度が低いので、登山初心者でも余裕を持って登ることができ、簡単にさまざまな花を見つけられます。

3月の中旬頃からはかわいらしい「ハナネコノメ」が咲き、3月下旬頃からは「アズマイチゲ」が春の訪れを知らせてくれます。また、高尾周辺にはいくつかの梅林があるので、登山を早めに切り上げて散策してみるのもおすすめです。

都道府県:東京都
標高:599m
ルート長:約7.4km(1号路+稲荷山コース)
アクセス:京王線高尾山口駅下車すぐ

難易度が低いのでじっくりと花を楽しめます
難易度が低いのでじっくりと花を楽しめます


3月に馬酔木(アセビ)が見頃を迎える「高鈴山」

高鈴山を代表する花は「センブリ」ですが、センブリの見頃は夏から秋にかけて。ただ「馬酔木(アセビ)」などの春の花も咲くので、春を感じながら山を登れます。登山道はかなり緩やかになっているため、ハイキング感覚で登れるのも高鈴山の魅力です。

体力に余裕があるなら、ぜひ訪れてもらいたいのが御岩神社です。御岩神社はパワースポットとして知られており、境内には推定樹齢00年とされる御神木が屹立しています。まずは御岩神社で登山の安全を祈願し、春の花を探しながら高鈴山を登るルートがおすすめです。

都道府県:茨城県
標高:623m
ルート長(往復):約5.6km(御岩山-高鈴山往復コース)
アクセス:JR常磐線日立駅からバスで約28分「きららの里前」下車。登山口まで徒歩約1時間

御岩神社の御神木は必見
御岩神社の御神木は必見

マメザクラやキクザキイチゲが美しい「大山」

神奈川県にある大山は主要な登山道が南東斜面に位置するため、太陽の光が入ってきやすく、春にはさまざまな花を見ることができます。3月に見られるのは「キクザキイチゲ」で、標高が高い場所では薄い青色や桃色の「キクザキイチゲ」も見られます。

足元ばかり見ていると見逃してしまうのがマメザクラで、その名前のとおり、小さくてかわいい花が咲きます。こちらも3月から咲きはじめ、丹沢でもっとも早く咲く野生の桜として知られています。できるだけたくさん花を楽しみたい人は、ケーブルカーを使わずに登りましょう。

都道府県:神奈川県
標高:1252m
ルート長(往復):約5.1km(大山ケーブルバス停往復コース)
アクセス:小田急小田原線伊勢原駅からバスで約27分、大山ケーブルバス停下車すぐ

ケーブルカーを使わずに登るのがポイント
ケーブルカーを使わずに登るのがポイント

見頃は4月!山桜とツツジが咲き誇る「生藤山」

3月だとまだ少し早いかもしれませんが、4月になると生藤山のあちこちで山桜とツツジを楽しめるようになります。比較的アクセスしやすい山ではありますが、登山客がかなり少ないのもあって、静かに春を感じられるのも生藤山の魅力です。

体力に余裕があるなら陣馬山まで足を伸ばすことで、さらに多くの花々を楽しめます。登山道はしっかりと整備されていますが、アップダウンがあるので思ったよりも時間がかかります。生藤山から陣馬山まで縦走する場合には、できるだけ早い時間帯にスタートするように計画を立てましょう。

都道府県:東京都・神奈川県
標高:990m
ルート長:約5.6km(鎌沢入口バス停縦走コース)
アクセス:JR中央本線藤野駅からバスで約12分、鎌沢入口バス停下車すぐ

体力に余裕があるなら陣馬山まで歩くのがおすすめ
体力に余裕があるなら陣馬山まで歩くのがおすすめ

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