
大海原をゆったりと泳ぐ海がめを作りましょう。一旦折った「三角パーツ」をひらき、大きな足を表現しました。折り紙手芸は、指先の運動にもなり、シニアの方たちにも大人気です。

■作品について
こちらは平面構成の作品です。かぶせ方を習得してパーツの仕組みをしっかり覚えてください。
はじめに|折り紙手芸の基礎
*パーツの折り方、道具とのり付け方法
作品を作る前に、まずは折り紙手芸の基礎を理解してから進めましょう!
■折り方
ここでは、1対2弱の場合(市販の紙、コピー用紙、広告チラシなど)のパーツの折り方が必要になります。折り方の詳細は下記で紹介しているので、参照してください。
【三角パーツの折り方(1対2弱の場合)】はこちらから
■道具とのり付け方法
組んだパーツはボンドを使って固定します。詳しいやり方は下記で紹介しているので、参照してください。
【折り紙手芸の道具とのり付け方法】はこちらから
*パーツのしくみ
かならず読んで理解しましょう!
【記号と組み立て方】
◆表ざし:2枚のパーツにまたがるように、1枚のパーツのポケットをかぶせます。

「とんがり部分が表になった作品」
【記号と組み立て方】
◆裏ざし:2枚のパーツにまたがるように、1枚のパーツのポケットをかぶせます。

「直角部分が表になった作品」
【三角パーツ】
必要な材料
<海がめ A> ★できあがり寸法:幅=約6cm、長さ=約12cm
● 紙 ※上質紙
・4cm×7cm 緑(赤) 23枚
・4cm×7cm 黄(サーモン)55枚
・4cm×7cm 黄(サーモン) 4枚(足)
●動眼 8mm 2個
<海がめ B> ★できあがり寸法:幅=約7cm、長さ=約13cm
● 紙 ※上質紙
・5cm×9cm 赤 23枚
・5cm×9cm サーモン 55枚
・5cm×9cm サーモン 4枚(足)
●動眼 8mm 2個
<海がめ C> ★できあがり寸法:幅=約6cm、長さ=約12cm
● 紙 ※上質紙
・4cm×7cm 若竹 47枚
・4cm×7cm 紺 31枚
・4cm×7cm 若竹 4枚(足)
●動眼 8mm 2個
組立図
◆仕上げのポイント
作品ができたらパーツの接点にボンドを差し込むようにつけて固定させます。
【記号の見方(A~C共通)】
海がめ A
海がめ B
海がめ C
作り方
01 とんがり部分を自分に向け、黄色の2枚のパーツにまたがるように、1枚のパーツをかぶせます。(表ざし)

02 右側に黄色の1枚のパーツを足し、パーツにまたがるように緑のパーツをかぶせます。

03 右側に黄色の1枚のパーツを足し、パーツにまたがるように黄色のパーツをかぶせます。

04 両端の三角部分に、黄色のパーツの内側ポケットをかぶせます。1段目に2段目をかぶせたところ。

05 3段目は中心の配色からかぶせると間違いが避けられます。緑のパーツ2枚をかぶせます。

06 その両脇に、黄色のパーツを1枚ずつかぶせます。

07 両端の三角部分に、黄色のパーツの内側ポケットをかぶせます。2段目に3段目をかぶせたところ。

08 同様にして、3段目に4段目をかぶせます。両端は内側ポケットだけを使った状態。

09 6段目までかぶせたところ。配色に注意し、かぶせた深さを整え、ボンドを楊枝などで差し込んで「のりづけ」します。

10 配色に注意して、6段目に7段目をかぶせます。7段目の両端は2つのポケットに3つの三角部分を入れます。

11 7段目、8段目からは両端のパーツが膨らんではずれやすくなるので、ボンドをつけてかぶせます。(かぶせた深さを揃えるように注意)

12 11段目までかぶせたところ。甲羅の丸みを出すように整えます。

13 12段目のパーツも、ボンドをつけてかぶせます。

14 頭を作ります。作り始めのところのポケットに三角部分を差し込んで、3枚2枚1枚と組み立てます。

15 甲羅と頭は段差をつけた位置にしましょう。動眼をつけます。

16 前足を作ります。三角パーツを折りひらき、片方の三角を内側に折り込みます。

17 左右対称に作ったら、★印の部分を4段目の両端のポケットに差し込みます。

18 後ろ足を作ります。三角パーツを折りひらいて前足と同様に作ったら、小さく折った三角もひらきます。左右対称に2個。

19 最後に折りひらいた「小さな三角」を12段目の中心にはさんで「のりづけ」します。

20 裏側から見たところ。

できあがり!
本「指先の運動になる たのしい・かわいい折り紙手芸」の紹介
ご紹介した『折り紙手芸「海がめ」』のレシピを掲載している本はこちらです。

三角に折った紙をつなぎ合わせて作る折り紙手芸。亀、フクロウ、うさぎなどの可愛い動物や、花瓶、バスケットなど実用品も作れる。初心者でも安心な詳しい作り方解説付き。
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