「緑のgoo」は2025年6月17日(火)をもちましてサービスを終了いたします。
これまで長きにわたりご利用いただきまして、誠にありがとうございました。
エランドの赤ちゃんが4月30日、アドベンチャーワールド(白浜町堅田)で誕生した。(和歌山経済新聞)
アドベンチャーワールドで8年ぶりに誕生したエランドの赤ちゃん(2025年5月1日撮影)
エランドは、オオカモシカとも呼ばれるアフリカなどに生息するウシ科の哺乳類。赤ちゃんは雄で、2017(平成29)年に同園で生まれた雌と2015(平成27)年に九州自然動物公園で生まれた雄との間に生まれた。出生時の体重は29.1キロ、体長は約1メートル。
アドベンチャーワールドでは2018(平成30)年に雄のエランドが死に、2020年に九州自然動物公園から雄を迎え、繁殖に取り組んでいた。アドベンチャーワールドでのエランドの誕生は8年ぶり。
同園によると、母エランドは初めての出産だったが、赤ちゃんを優しく見守りながら、落ち着いて子育てしているという。授乳も確認できており、親子はバックヤードで一緒に生活している。現在は小運動場にいる様子を公開している。
飼育スタッフの長尾和輝さんは「生まれて間もない赤ちゃんだが、耳の大きさはすでに親と同じくらい。小さな体に大きな耳が目立ち、アンバランスさがとても愛らしい」と話す。「最近、赤ちゃんの頭に小さな角が生え始めた。この角はこれからゆっくりと成長していき、体も日に日にたくましくなっていく。『かわいい』から『かっこいい』への成長過程を見守ってもらいたい」とも。