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名鉄トヨタホテルで「豊田小原和紙トークショー」 工芸作家らが魅力語る

  • 2025年5月15日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 豊田小原和紙の工芸作家によるトークセッションが5月11日、名鉄トヨタホテル(豊田市喜多町1)で開催された。(豊田経済新聞)

 名鉄トヨタホテルで「豊田小原和紙トークショー」 工芸作家らが魅力語る

 同イベントは、豊田市駅東口の再開発ビルとともに開業した名鉄トヨタホテルが30周年を迎えるのを記念して開かれたもの。昨年10月に95歳で天寿を全うした豊田市名誉市民で小原和紙工芸作家・山内一生さんの作品がホテルエントランスのロビーを彩っていることから企画された。

 当日は、豊田市小原地区の小中学校や文化施設などの協力で、「小原和紙の彩り~伝統と革新のハーモニー~」をテーマに、同地区を拠点に創作活動に従事している小原和紙工芸作家7人と豊田市立小原中学の生徒を迎えて、トークショーや小原和紙を使ったワークショップ、作品展示を行った。

 トークショーには150人余りの市民らが来場。小原和紙の魅力を伝えている文化施設「小原和紙のふるさと」学芸員の冨樫朗さんが小原和紙の歴史を紹介。近代化が進む過程で和紙の需要が少なくなる中、小原に疎開してきた工芸家・藤井達吉の指導により、小原の伝統産業だった和紙を工芸に用い、芸術作品へと価値を高めていったことなどを解説した。

 その後、和紙工芸作家と豊田市立小原中学の生徒が、和紙との出合いや作品作りの特徴などについて紹介。和紙工芸会の活動や未来への展望など、さまざまなテーマで小原和紙への思いを語った。

 隣接する会場には、豊田市などで開催された世界ラリー選手権(WRC)のトロフィーや絵画、漆器など、トークショーに登壇した作家が手がけた多岐にわたる作品が並べられ、来場者は作家との会話も楽しみながら、作品に見入っていた。

 ロビーでは、「小原和紙のふるさと」のスタッフによる和紙を使った「まんまるライト」「ハピネスライト」の制作ワークショップが行われ、小原和紙の持つ温かみを感じながら体験を楽しむ人の姿も見られた。

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