新奥多摩街道沿いの「ふじみ食堂」(立川市富士見町7)で5月11日、「FUJIMI DINER Festival(フジミ・ダイナー・フェスティバル)」が開かれた。(立川経済新聞)
立川羽三囃子連と「ふじみ食堂」店主の芝田淳さん
同店は1963(昭和38)年創業の大衆食堂。同店の駐車場にはDJブースとキッチンカーが並び、近隣住民と常連客が飲食や交流を楽しんだほか、5月10日に誕生日を迎えた2代目店主・芝田淳さんの古希(70歳)を祝った。
今年で3回目を迎える同イベント。初回から企画するのは、近所に住む常連客の木村公彦さん。2022年に木村さんが企画する「スパイスフェスティバル」のポスター掲示を同店に依頼したところ、イベントを訪れた芝田さんから「食堂の60周年イベントを開きたい」と相談を受けて2023年に始まった。
週1、2回通うという木村さんは「駅前や繁華街ではなく住、宅街の中にある『ザ・食堂』という感じが魅力。1人でゆっくり飲みながら考え事をするにも最適で、自分にはなくてはならない場所」と話す。「好きなメニューは、チャーハン・オムライス・焼きそば」とも。
当日は木村さんの声がけで、「Epice舞」(高松町)、「TACOWASA」(曙町)、「くし田」(国立市富士見台)など立川・国立の飲食店がタコスやラーメンを提供したほか、DJが音楽パフォーマンスを行い、踊る若者の姿も見られた。併せて、立川羽三囃子連(たちかわはねさんはやしれん)がおはやしを披露し、おかめに扮(ふん)した常連客が芝田さんに花束を渡して参加者が共に古希を祝った。
芝田さんは「自分は70歳になったが、まだまだふじみ食堂は続くので、これからもぜひ来ていただければ」と呼びかける。