北品川で「しながわ宿場ナイト」開催迫る　4回目で初の昼夜2部構成に

　「第4回しながわ宿場ナイト」が5月31日、北品川本通り商店会エリア（品川区北品川1）で開催される。主催は北品川本通り商店会。（品川経済新聞）

　過去開催時の様子。夜の部では、江戸町人の格好をした参加者と交流できる（写真提供＝北品川本通り商店会）

　同イベントの初開催は2023年8月で、今回が4度目。事前に募集した参加者が江戸町人姿で同エリアやイベントの参加協力店に現れ、一般参加者は町人たちと一緒に飲んだり写真を撮ったりできる。

　同商店会の長谷川信一郎さんは「飲み会に参加するもよし、記念写真を撮るもよし、浴衣を着て参加してもらえれば」と話す。「このイベントで、当商店会のお店を利用してくれるお客さまが増えた。多くの方にご好評いただき、2024年から春・秋の2回開催になった」とも。

　今回は昼の部を初開催する。善福寺（北品川1）では、境内でマルシェ「宿場市座」が開かれ、弁当店や焼き菓子店などが出店。地元作家のクラフト品展示やワークショップなどを予定する。映画の屋外無料上映会も行い、低予算・自主制作で話題になった時代劇コメディー映画「侍タイムスリッパー」（夜の部で品海公園でも上映）と、品川区八潮で育った5人組「八潮RUNrun部」による東海道五十三次走破を描いたドキュメンタリー映画「僕らは夢の中へ」を上映する。

　昼開催については、「近隣の宿泊施設に滞在している外国人旅行者の参加も見据えている。参加する方は、境内でお弁当やお菓子を食べたり映画を見たりと、思い思いのスタイルで昼の部を楽しんでほしい」と長谷川さん。「善福寺の近くにかつて映画館があったことも、今回の企画理由。夜だけでなく、昼から子どもたちが楽しめるイベントを開催したいと思っていた」とも。

　夜の部では、北品川本通り商店会に加盟する「そば処いってつ」「居酒屋春」「鉄板焼き成ミチ」「Pizzeria MAX」「太鼓」「ミカサ」「赤ねこ」「北海道海鮮市場がんがん」「品川宿ゲストハウス＆ツアーズ」「Torisho」（以上北品川1）、「キンバル」（北品川2）などが参加する。

　長谷川さんは「旧東海道沿い近辺は、かつて『東海道一之宿』として栄えた面影があちこちに残っている情緒ある街。当イベントで、江戸の装束の町民たちと古（いにしえ）の飲み会を楽しんでもらえたら」と来場を呼びかける。

　開催時間は、昼の部＝10時～17時、夜の部＝17時30分～20時30分。