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南伊豆町「田舎留学プロジェクト」が教育支援団体と協定 授業企画など協力

  • 2025年6月7日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 南伊豆町は今秋、関係人口の創出を目的とした新規事業「田舎留学プロジェクト」を実施する。それに向けて6月4日、同プロジェクト事務局と、教育支援に取り組む学生団体「びよーんど」が、南伊豆町役場でアドバイザリーサポート協定を締結した。(伊豆下田経済新聞)

 締結式の様子はインスタライブでも配信された(関連画像5枚)

 プロジェクトでは、首都圏の大学生約30人が6泊7日の生活・就労体験を行う「つながる田舎留学」を軸に、年間を通じた地域との継続的な関わりを目指す。3~5月には実施に向けた資金を募るクラウドファンディングを行い、目標を超える約90万円の支援を集めた。5月に開かれた南伊豆町商工会の総会では、町内事業者に向けたプレゼンテーションも行い、開催に向けた準備を進めている。

 プロジェクトの一環として、大学生が地元の子どもたちと交流する「学校連携プロジェクト」も企画しており、今回の協定はその効果向上を目的に締結された。

 協定を締結した「びよーんど」は、東京都杉並区を拠点に2023年から活動している学生団体で、不登校の生徒支援や学校行事・補習教室のサポートなどに取り組む。田舎留学プロジェクトと同様に早稲田大学の学生を中心とした団体で、南伊豆町と杉並区が交流自治体として長年関係を築いてきた縁もある。同団体は今後、授業企画の提案やメンバー自身の授業参加などを通じて、町の子どもたちとの交流を図る予定。

 「びよーんど」の北野楓さんは「都心の大学に通う学生と南伊豆町の子どもたちが直接関わることで、『こういう進路もある』という気付きにつながれば。学生・子どもたち双方にとって、将来を考えるきっかけになれば」と期待を込める。

 田舎留学プロジェクト代表で早稲田大学3年の三井大輝さんは、今回の協定締結について、「首都圏の大学生との関わりは、南伊豆町の子どもたちに新たな価値観をもたらすはず。大学生にとっても町の魅力など多くの発見がある。これを機に『びよーんど』にも中長期的に町に関わってもらえたら」と期待を込める。

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