郷土の繁栄と安泰を祈る「国恩祭」が5月4日・5日、志方八幡宮(加古川市志方町)で行われた。(加古川経済新聞)
国恩祭で披露された「胡蝶の舞」
1833年の「天保の大飢饉(ききん)」を受けて始まったとされる同祭。旧印南郡11社、旧加古郡11社の22社が持ち回りで毎年2社ずつ行う。同社では2014(平成26)年以来11年ぶり。
4日には各社から神職23人が集まり、地域の繁栄などを願った。午後には稚児行列も。約230人の子どもと保護者が華やかな装飾を身に着け行列。本殿で健やかな成長を祈とうした。参加した保護者は「病気をせず、元気に健康に育ってくれたら」と話していた。
毎年秋祭りで奉納される少女舞「胡蝶の舞」も披露。2年前に当番町だった永室地区の女児が息の合った舞を見せた。5日は氏子による太鼓屋台の宮入が行われ、11年に一度の大祭を締めくくった。