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城岡神社(沼津市大手町)で5月24日・25日、「城岡神社例大祭」が行われた。(沼津経済新聞)
城岡神社の黄金鳥居(関連写真5枚)
1824年に沼津城第2代の城主水野忠成が沼津城二の丸だった地に社殿を造営し、第11代徳川家齊から山城国伏見稲荷の御神体を拝受し城の守護神として奉斎した同神社。1868年から1872年までは同所に沼津兵学校が置かれ、境内には「沼津兵学校址碑」が立てられている。
1874(明治7)年にもともとの稲荷神社に東照宮(東照大権現)が相殿され、当時はそれぞれ「稲荷様」「権現様」と呼ばれていたが、1903(明治36)年に「城岡神社」へと改称し社号を統一した。
毎年5月の最終土曜・日曜に開催される同例大祭。町内を巡る「みこし渡御」や「和楽器操り団 音三昧」による太鼓の演奏、露天の出店などを行った。同神社が昨年創建200年を迎えたことから、黒色だった鳥居を金色に塗り替えた「黄金(こがね)鳥居」の除幕式も行った。鳥居の色の変更は、今回が初めて。
黄金鳥居について、同神社の上哲也事務長は「稲穂の神様であることや、徳川家康公(東照大権現)が若い頃に金色に輝く金陀美具足を着用していたこと、城岡神社を創建した沼津城第2代城主の水野忠成公が米本位から金本位制度を確立したこと、パリオリンピック出場前に城岡神社をお参りしたフェンシング日本代表選手に『勝守り』を渡したところ金メダルを量産したことなどから『金』にご縁があるということで、鳥居を金色にすることにした」と話す。
「黄金色に輝く鳥居が大手町の一つの象徴となり、商店街や沼津市の繁栄の一助になれば。商店街と神社は一心同体。沼津港に来た人などにも寄ってもらい、大手町もまた盛り上がるきっかけにできたら」とも。