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高森北小学校(高森町山吹)で5月28日、高森町消防団が児童と合同でプール清掃作業を行った。今年で3回目。(飯田経済新聞)
水圧で汚れを流す
同団では、消防技術大会の練習を始め、さまざまな訓練や消防行事等で、同校のグラウンドやプールなどの施設を提供してもらっている。日頃の活動支援に感謝の気持ちを込めて恩返しをしたいと考え、火災発生時にプールの水も使うことから「プール清掃作業の手伝い」を提案。学校側の了承を得て、2023年度に初めて実施したところ児童や教師にも好評だった。同校から「毎年お願いしたい」と依頼を受け、団の年間行事として計画されるようになった。
当日は、消防団から団員約20人が参加。団員との合同清掃は3年生以上を対象に実施。3・4年生は2時間目に、5・6年生は3時間目を使って、デッキブラシやたわしでプールの床や壁を磨いていった。プール脇にはポンプ車を配置。ホースと筒先を使って放水を行い、その水圧で磨いた箇所の汚れを洗い流し、排水溝まで押し流した。
作業の合間には、ホースから放水した水を噴霧状にして、児童たちが水浴びをしながら、団員と交流する場面もあった。プールには笑い声が響いた。児童からは「消防団員と一緒に清掃して楽しかった」「早くプールに入りたい」「濁った水や枯れ葉がなくなりすっきりした」などの感想が聞かれた。
北條智也団長は「楽しみながら、防災意識を高めてもらったり、消防団を知ったりするきっかけになれば」と期待を込め、同団本部長で、高森町役場総務課 防災安全係長の平沢元啓さんは「交流を通じて小学生の笑顔に触れ、楽しくやりがいを感じられる活動になっている」と話す。