多賀で国スポデモンストレーションスポーツ「モルック大会」

  • 2025年5月23日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 「わたSHIGA輝く国スポ2025」のデモンストレーションスポーツとして「モルック大会」が5月18日、多賀町B&G海洋センター(多賀町多賀)で開催され、子どもから高齢者まで約150人が参加した。(彦根経済新聞)

 エンジョイの部出場の皆さん(写真提供=多賀町) =モルック大会

 モルックはフィンランド発祥のスポーツで、木製の棒「モルック」を交互に投げ、木製のピン「スキットル」を倒して点数を競う。総面積の約9割を森林が占める多賀町では2019年からモルックの普及を進め、「月イチモルック」としてモルック体験会を開いてきた。

 今回の大会ではより多くの人が参加できるように上級者向けの「チャンピオンの部」と初級者向けの「エンジョイの部」の2部門を設けた。両部門合わせて17チーム(1チーム3~6人)が出場した。

 開会式では、大会にも出場した久保久良多賀町長があいさつし、司会進行を務めたタレントのMC MORIYAさんと多賀町観光大使「ささゆりむすめ」の2人が始球式を行った。試合は、相互審判で協力し合って進められ、素晴らしいプレーには敵味方関係なく拍手や「ナイス」の声が響き、チーム同士の交流も盛んに見られた。

 表彰式では、両部門共に3位までのチームに多賀町産の木材で作られた表彰状を授与し、副賞として「モルックセット」や多賀町産の「お米キューブ」を贈った。

 エンジョイの部で優勝した「パーシモン津」(三重県津市)キャプテンで小学3年の坂井田翼さんは「上がり目をたくさん決めることができてうれしかった。チームを代表して出場したので皆にいい報告ができる」と笑顔を見せた。

 チャンピオンの部で優勝した「彦根モルッククラブ」は県内で大会や体験会を精力的に開催するなど、モルックを通して地域活性に取り組んでいる。8月にはポーランドで開かれる世界大会への出場も決まっている。代表の原啓一郎さんは「国スポで初めて開催されたモルック競技でチーム一丸となって優勝できたことがうれしい。主催する皆さんのおもてなしで和やかで楽しい大会だった」と振り返る。

 デモンストレーションスポーツ(デモスポ)は、国民スポーツ大会の実施カテゴリーの一つ。年齢・性別・障害の有無を問わず、誰もが参加でき、県内各地で26の競技が繰り広げられる。

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