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横浜セブンスアベニューでエディ藩さん追悼ライブ

  • 2025年6月8日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 ライブハウス「セブンスアベニュー」(横浜市中区山下町)で6月9日、16日、20日の3日間、「エディさんありがとう」と題した追悼ライブイベントが開催される。日本のロック黎明期に「ザ・ゴールデン・カップス」のギタリストとして活動し、横浜の音楽文化に大きな足跡を残したエディ藩さんを偲ぶ企画で、誕生月である6月にあわせて行われる。(ヨコハマ経済新聞)

 横浜セブンスアベニュー「エディさんありがとう」フライヤー

 エディ藩さん(本名・潘廣源)は横浜中華街出身で、1967年に「ザ・ゴールデン・カップス」の一員としてデビュー。「長い髪の少女」や「愛する君に」などのヒット曲を世に送り出し、日本のロックの先駆者として知られる存在だった。バンド解散後は中華料理店「鴻昌」を継ぐ傍ら、俳優の藤竜也さんと共作した「横浜ホンキートンク・ブルース」を1982年に発表。同曲は松田優作さんや原田芳雄さんらがカバーし、横浜を象徴する楽曲の一つとして広く親しまれてきた。エディーさんは5月10日に、感染性心内膜炎により横浜市内の病院で死去。享年77歳。

 会場のセブンスアベニューは、1984年に開業して以来、地元のアーティストに親しまれてきた老舗ライブハウスで、エディ藩さんも過去に多数出演。映画「ワンモアタイム」での再結成や赤レンガ倉庫のイベントなど、節目のステージにも参加し、横浜ロックシーンにおける象徴的な存在だった。

 9日には鬼ころし with 三松亜美、矢口壹琅 with FEELS ft.磯貝真由、リッケン(B.B.C)が出演。鬼ころしは鈴木司さん、庄司厚人さん、藤沢健一さん、安在龍郎さん、三松亜美さんによるブルースユニットで、エディさんとの共演経験もある。FEELSは小滝みつるさん、野澤文明さん、森谷マモルさんらによるバンドで、磯貝真由さんがゲストギタリストとして加わる。

 16日はThe Cocksucker BluesBand、HOWLING ROCK A GUERRILLA、前田健人&ウィンピー日野が登場。各バンドともブルースやロックを基盤とした音楽性を持ち、エディ藩さんとのつながりを持つアーティストがラインアップされている。

 20日にはTHE VODKAと川戸昌和と追加出演者が登場予定。THE VODKAは辻浩二さん、渡辺健司さん、駒谷茂基さん、明井幸次郎さんからなるバンドで、ロックンロールを基盤に活動を続けてきた。川戸さんも長年エディさんと親交があったシンガーソングライターで、今回の追悼イベントへの参加が決まった。

 セブンスアベニューの椙江茂起さんは「今回のイベントは、単なる追悼ではなく、横浜の音楽文化を語るうえで欠かせないエディ藩さんの功績を次世代に伝える場となる。出演者はエディさんやザ・ゴールデン・カップスとの思い出を胸にステージに立つ。各日とも彼の音楽的遺産を称える内容」と話している。

 18時30分開演。チケットは9日と16日は前売3,400円、当日3,900円。20日は前売3,900円、当日4,400円。別途ドリンク代600円が必要。

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