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八戸市中心街に交流サロン「はちのす」 慶応大の学生団体、世代間交流の拠点に

  • 2025年5月30日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 慶応義塾大学(東京都港区)の学生団体が運営する交流サロン「はちのす」が6月23日、八戸市中心街の雑居ビル「田中屋ビル」(八戸市十六日町)3階にオープンする。(八戸経済新聞)

 入居する田中屋ビル

 同大学の学生・大学院生4人で作る団体「Co−laboratory(コラボラトリー)八戸プロジェクト」が、長年使われていなかった同ビルの約14畳のスペースを、クラウドファンディングで集めた約200万円を使って改装した。学生が費用面の負担を気にせずに勉強や地域活動に取り組める場所を提供するとともに、中心街という立地を生かし、学生、社会人、地域団体が交流する場所になることを目指す。

 平日の夕方や土曜・日曜は、中学生、高校生、大学生向けの勉強スペースや学生団体のミーティングの場として無料開放するほか、イベント用に有料で貸し出す。社会人には、文化教室、地域団体のミーティング、イベントなどの会場として有料で貸し出し、収益を施設の運営費に充てる。室内には簡易キッチン、プロジェクター、無線インターネット、小型の黒板なども用意した。

 同団体メンバーで八戸出身の吉田悠馬さんは高校時代、八戸で学生団体「リンディール」を立ち上げ、八戸ポータルミュージアムはっち(三日町)や八戸まちなか広場マチニワ(同)でイベントを開いた。しかし、施設の使用料やイベントの運営費用を捻出することに苦労したという。「施設の使用料は学生には高い。打ち合わせを開いたり勉強したりするために毎回カフェを利用することも難しい。学生が自由に使える場の必要性を感じた」と話す。

 八戸の「はち」と「巣」を組み合わせた施設名「はちのす」には、「自分の居場所のように戻ってこられる場所」「集う場所」の意味を込めた。

 吉田さんは「学生には、勉強はもちろん、映画を見たりゲームをしたりして自由に使ってもらえれば。学生を応援したい皆さんにも気軽に利用してほしい」と話す。21日は予約制のオープニングイベント、22日は市民向けの見学会を開く。

 学生向けの開放時間は、平日=16時~21時、土曜・日曜=8時~21時。イベントを開く場合の使用料は1時間1,100円。社会人向けの貸し出しは平日=8時~16時。使用料は1時間1,100円(入場料を徴収するイベントを開く場合は2,200円)。

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