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Vol.10 雪にまみれ雪に遊ぶ

  • 2006年1月12日

 今年の冬は、各地で大雪のようです。
 1月は天候が安定しないため、おすすめできませんが、2月も終わりになれば、天候も安定し、雪遊びも楽しめるようになります。
 雪遊びのノウハウを少しお届けしましょう。

雪遊びに必要な服装

雪遊びに必要な服装

 基本的な服装として、一番外側に着るものはスキーウェアが良いのですが、もし、アウトドア用の雨合羽を持っているならこちらの方が、防水性が高くおすすめです。
 雪遊びはすぐに汗をかきます。薄手のものを重ね着して、暑くなったら脱ぐことを心がけましょう。最近は、化学繊維の下着が安く手にはいるようになりました。これは、汗が冷えることがないので、とてもおすすめ。ふだんでも重宝しますよ。雪の時は、中も外もまず濡れないようにすることが大切です。
 足もとは長靴がよいでしょう。手袋は防水性のものを、帽子も耳を隠せるタイプのものをしっかりかぶりましょう。

 

スノーシューで行動範囲を広げよう

 

スノーシュー

スノーシュー


かんじき

かんじき

 雪遊びにおすすめのグッズは、スノーシューとかんじきです。スノーシューは欧米型のかんじきです。スノーシューは真っすぐ、平らな場所を歩くことに向いていて、かんじきはアップダウンがあったり、小回りすることに向いています。
 雪の上を、普通に歩いたことがありますか?
 足がはまって抜けなくなりますよ。接地面を広くして、足が沈まないようにしてくれるのが、このスノーシューやかんじきなのです。これをつければ行動範囲がぐっと広がります。雪がつもれば、夏の間入れないところも自由に歩くことができます。3メートルの積雪があるとしたら、あなたは地面から3メートル空中を歩いていることになるのです。夏の景色を思い出しながら歩けば、とても不思議な体験ができます。
(積雪があると「雪庇(せっぴ)」といって下が空洞になっている部分があったり、歩き方を間違えると雪崩を引き起こす可能性があります。はじめての場所はネイチャーガイドと歩くようにしましょう)

 

テーブルをつくってスノーカフェで楽しもう

 

 雪の上をみんなで踏み固め、スノーソーと呼ばれる雪用のノコギリで、ロの字状に雪のブロックを切り出してみましょう。
 残った部分が雪のテーブルになって、スノーカフェができあがります。
 チーズフォンデュや鍋料理などあたたかーい料理で、雪上ランチを楽しめます。
 雪の上ではじっとしているとすぐに冷えますから、少し重ね着をしてからゆっくりすることをおすすめします。


(2006.1.12更新)

高瀬 宏樹さん

著者プロフィール
高瀬 宏樹 (たかせひろき)
日本キャンプ協会主幹(指導者養成、普及サービス事業担当)
日本全国を飛び回って、キャンプの魅力を人々に伝えたり、指導者の養成に取り組んでいる。休日は二人の息子達をパートナーに身近な自然のなかで、ささやかなアウトドアライフを実践している。

 

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