「電車通学えらいわね」社会人なのに見た目のせいで子ども扱いされてしまう／133cmの景色（5）

食品会社に勤務する吉乃 華（よしの はな）。れっきとした25歳の社会人ですが、病気の影響で小学生の頃に身体の成長が止まってしまい、その時と同じ身長のまま大人になりました。取引先の受付では子どもと勘違いされたり、合コンでは興味本位の男性が近づいてきたり…。年齢と外見が乖離しているため、「見た目がもたらす生きづらさ」に直面することもしばしば。そんなある日、周りに不愛想と言われている新入社員の岩見くんと仕事をすることに。彼が無表情で不愛想に見えてしまう理由を知り、華は人それぞれ｢見た目｣について抱えているものがあると気づかされます。

｢見た目｣に縛られる社会で戦う女性の成長ストーリー『133cmの景色』を12回連載でお送りします。今回は第5回です。

※本記事はでひるのつき子著の書籍『133cmの景色』から一部抜粋・編集しました。

著＝ひるのつき子／『133cmの景色』