牛肉と玉ねぎを炒めてさっと煮るだけの「ずぼら鍋」。「めんつゆひとり飯2」の第8話に登場 / ©BS松竹東急/松竹
肌寒い日が増え、ようやくお鍋が恋しい季節になってきましたね。
今週水曜夜(10/20)に放送されたドラマBS松竹東急「めんつゆひとり飯2」の第8話でも、主人公の面堂露(めんどうつゆ・鞘師里保)が勤めるオフィスは鍋の話で持ち切り! もうご覧になりましたか?
お鍋って家によって具材やおだし、〆の食材にこだわりがあるから、鍋談義は盛り上がりますよね。
ドラマでめんどうくさがりの露がよく作ると語っていたのは、適当に野菜と肉を水炊きにして、具を足しながら2~3日食べ続ける「ずぼら鍋」。わかる、これうちもよくやります。
水炊きというと聞こえはいいけど、要はゆでるだけ。なのに、野菜の甘みはちゃんと引き出されているし、ポン酢・ごまだれ・めんつゆと気分によって味変もできるしで、最高なんですよね。
食べることに目がない露の会社の社長・屋良内南藻(やらないみなも・ふせえり) / ©BS松竹東急/松竹
でもこれ、料理に妥協を許さない露の同僚・十越いりこ(とごしいりこ・山口まゆ)が聞いたら怒りそう…と思いましたが、「3日連続お鍋を?素晴らしいわ面堂さん! ものぐさな面堂さんがお鍋を育てているなんて!」と意外にも褒めたたえていました。
お鍋は使えば使うほど、割れにくく煮えやすい、いい鍋に育つんだそうです。十越さんの話は毎度勉強になります!
めんつゆで「ずぼら鍋」を作る露。毎回変わるドラマオリジナルのTシャツにも注目! / ©BS松竹東急/松竹
すっかりお鍋の気分になった露が自宅に帰って作ったのは、牛肉と玉ねぎの「ずぼら鍋」。お鍋というより牛丼!?といったレシピですが、2日目、3日目のアレンジも素晴らしかったので、ご紹介します!
ずぼら鍋
【材料・2人分】
ご飯…どんぶり2杯分(200g×2)
玉ねぎ…1/2個
牛脂…1個
牛こま切れ肉…250g
めんつゆ(3倍濃縮)…45cc
水…100cc
砂糖…大さじ1
【作り方】
1.玉ねぎをスライサーでスライスします。
2.土鍋を火(弱火)にかけ牛脂をぬり、中火にして玉ねぎと牛肉を炒めます。この時、牛肉は赤みが残る程度でOK。
3.2にめんつゆと水と砂糖を入れて、ひと煮立ちさせます。
4.ごはんを盛ったどんぶりに具材をたっぷりのせればできあがり!
牛肉と玉ねぎを炒めてさっと煮るだけの「ずぼら鍋」。「めんつゆひとり飯2」の第8話に登場 / ©BS松竹東急/松竹
めんつゆをどばどば入れてしっかり味つけした、おかずになるお鍋。
初日の夜はご飯にのせて「牛鍋丼」にすると、「鍋が牛丼になった!? 鍋は鍋で食べるものだと思ってたのに…!」と露の姉・面堂草子(めんどうそうこ・筧美和子)も感激していました。
露の料理の腕前を見て、自分はどんどん引き離されていことに涙する姉・草子 / ©BS松竹東急/松竹
しかもここからが、露のすごいところ。
翌日の昼は、残りの牛鍋に厚揚げを追加して「厚揚げの牛鍋煮弁当」に。
翌日の夜は、牛鍋にしらたきを入れて、生卵につけて「すき焼き風鍋」に。
3日目の昼は、残りの汁で「シメのうどん」に、と見事にアレンジしてみせました。
少ない具材をさっと煮込むだけのお手軽鍋が、ここまで楽しめるとは!ずぼらもここまでくると才能です。これからの季節、大活躍してくれそうなレシピですね。
文=斉藤久美子