リビングは、家族みんなのくつろぎの場所。快適に過ごせるよう、ソファーを置いている人が多いのではないでしょうか。
でも、広々としたソファーは、モノの置き場所としてとっても便利。脱いだ上着や部屋着、バッグなどをついつい置きっ放しにしてしまい、いつのまにか座るスペースすらない...という本末転倒な状況になりがちです。一体どうすれば!?
そこで「リビングが散らからない家のヒミツ」今回は、汚部屋専門整理収納アドバイザーの三吉まゆみさんに、スッキリしたリビングを保つために置くべきものについて聞いてみました。
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▶︎お聞きしたのは...
三吉まゆみさん
汚部屋専門整理収納アドバイザー。汚部屋だった実家暮らし→足し算しまくりの「映えインテリア生活」を経て、現在はシンプルな暮らしに。夫と2人家族。
Instagram:@miyo_344
リビングの隅に洋服ラックがあるとものが散らからないのでおすすめです
いつもソファーに上着や部屋着、バッグが置きっぱなしだったとき、三吉さんは気づいたそう。「ここにあるべきなのはソファーじゃなくて衣類収納だ!」と。以来、それらを置くための専用収納を設置し、散らかりとは無縁のリビングが実現したそうです。本人も一推しの大胆チェンジの内容を解説していただきました。
■ソファーを撤去して洋服ラックを設置!
【洋服ラックの使い方】
◎上着は脱いだらすぐ掛ける
◎バッグは帰宅したらすぐラック横に掛ける
◎夫のお弁当バッグもラック横に掛ける
◎こまごましたバッグの中身は、ウォールポケットにIN!
◎ラックに部屋着入れを置いて、帰宅後すぐに着替える
◎ラックの引き出しには、畳めるトップスやインナー類を収納
■ラック横のスペースはカバンをさっと掛けるのに便利
バッグは胸の下の位置のフックに。掛けやすいから定位置化しやすく散らからない。中身はウォールポケットに移し、外出で必要なものだけを使うバッグにIN。
■部屋着はポイポイ収納で楽チン!
パジャマ兼部屋着はカゴに突っ込むだけでOK。朝起きたら部屋着を脱いでカゴにポイッと入れ、一歩も動かずここで着替え完了。散らかりようがないシステム。
■シワが気にならない衣類はラックの引き出しへ
カットソーなどの畳めるトップスとインナー、靴下はこれですべて。帰宅後、すぐに洗濯しない服はハンガーに掛け、部屋着を持って脱衣所へ、が定番コース。
散らからないリビングの収納アイテムの選び方三カ条
収納アイテムを買い、ものの定位置を決めても、しばらくすると散らかったりものが迷子になったりする人、それはアイテムの選び方が間違っているのかも? 収納アイテムの選び方にもコツがあります。ぜひ参考にしてください!
■第一条:入れるものを決めてから買う
収納の大小にかかわらず、1カ所に何でも突っ込むと収納内はたちまちカオス化する。原則は1カ所1収納。入れるものがあるときに、それに合った収納アイテムを買うこと。
■第二条:「大は小を兼ねない」。「ぴったり」がいい
収納アイテムが大きすぎると、つい違うものも入れたり置いたりしたくなるもの。服のサイズと同様、容器は「ぴったり」がいい。そして一目瞭然であることも大事。
■第三条:すぐに買わない。まずはあるもので試してからベストアイテムとベストな位置を見定める
「人気の収納アイテムを買えばうちも片づくはず」と考えるのは失敗のもと。「どこに何を置けばものが散らからないのか?」と購入前に今あるもので試して。
例えば三吉さんの場合は、ソファーが物置化したので、試しに小さなラックを置いたが、サイズも場所もイマイチ...。ひとまわり大きく引き出しも多いラックにしたところ、「これがわが家のベスト!」と気づけたそう。
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わが家では、上着は玄関脇のクローゼット、着替えは寝室などのクローゼットに収納していますが、試しにリビングにまとめて置いてみたところ、「帰宅→着替え」の動線がとてもスムーズに。あちこちに散乱した子どもや夫の部屋着を集めて回る...という作業から解放され、ストレスが減りました!
脱いだ部屋着に悩まされているお宅は、ぜひお試しくださいね!
撮影/林 ひろし 編集協力/宇野津暢子
【レタスクラブ編集部】