ぷっくりとした身の中に、うまみがたっぷりつまった「かき」。調理が難しそう…という人のために、今回はおうちで簡単に作れる絶品おつまみのレシピをご紹介します! まずはしょうがオイルでコトコト煮るだけでたまらなくおいしいこの1品からどうぞ。
かきのしょうがオイル煮
【材料・作りやすい分量】
かき(むき身)…150g、おろししょうがのオイル漬け…大さじ1(<材料は1/2カップ分>おろししょうが…5かけ分、サラダ油…1/4カップ)、にんにく…1片、オリーブ油…約1/2カップ
【下ごしらえ】
おろししょうがのオイル漬けを作る。おろししょうが、サラダ油をよく混ぜ合わせる。
※清潔な保存容器に入れ、冷蔵庫で10日間〜2週間保存可能。
【作り方】
小鍋にかき、おろししょうがのオイル漬け、にんにくは包丁の腹でつぶして入れ、かきにかぶるくらいを目安にオリーブ油を加える。ごく弱火にかけ、約15分煮る。粗熱をとり、油を軽くきって器に盛る。
※油ごと清潔な保存容器に移し、冷蔵庫で約5日間保存可能。
(1人分383kcal、塩分2.0g レシピ考案/前沢リカ 栄養計算/スタジオ食)
しょうがたっぷりのオイルの中でじっくりと火を通したかきは、ふっくらとつやがあり、うまみが口の中で弾けます。作り置きできるので毎日の晩酌に少しずつ…なんて贅沢な食べ方もできますよ。残ったしょうがのオイル漬けは、炒めもの、サラダ、スープといろいろな料理に使えます。
かきのおつまみは他にもいろいろ。まだあるおすすめのアイデア4つをご紹介します。
かきのバルサミコソテー
ワインに合わせるなら、こんがりと焼いてバルサミコ酢をからめたこの一皿。かきは塩水でふり洗いして小麦粉をまぶし、オリーブ油・バターをひいたフライパンでふっくらと焼き色がつくまで焼きます。鍋肌からバルサミコ酢を加え・塩・こしょうをふればできあがり。クレソンを添えて、フライパンに残ったソースを回しかけて。
かきのねぎバター焼き
かきを焼いたフライパンで長ねぎを炒めれば、かきのうまみが長ねぎにもうつって風味満点の一皿に。バターをひいたフライパンに小麦粉をまぶしたかきを並べ、全体がふっくらしたらいったん取り出します。続けて同じフライパンでかきのうまみを吸わせるように長ねぎを炒め、かきを戻し入れてふたをして1分ほど蒸し焼きに。仕上げにしょうゆをざっと回しかけ、好みで粉ざんしょうやゆずを添えて。
かきのポン酢じょうゆ
新鮮なかきが手に入ったら、さっとゆがいてポン酢と大根おろしでさっぱりと! かきは塩をふって水の中でふり洗いしてから流水ですすぎ、熱湯にくぐらせる程度にゆでて冷水にとってさまします。あとは大根おろしを添えて、ポン酢じょうゆをかけるだけ。万能ねぎや七味とうがらしを散らすと彩りもきれいです。
かきのジンジャーフリット
しょうが風味のころもをまとわせてサクッと揚げたフリットには、すだちを添えて。かきを洗って片栗粉をまぶし、ころも(卵白・おろししょうが・片栗粉・塩)にくぐらせて色よく揚げるだけ、と調理工程も簡単です。ついでに長いもやエリンギもフリットにして盛りつけると楽しい一皿になりますよ。
かきは調理する前に塩水でふり洗いをすると、汚れが取れてふっくらと仕上がります(水500mlに塩大さじ1程度が目安)。隅々までぬめりを取りたい場合は片栗粉をなじませてから洗うと効果的ですよ!
文=齋藤久美子(栄養士)