【50歳パート勤務】4人家族でも「老後資金3400万円」貯められる!我慢しすぎないやりくり術

  • 2023年1月5日
  • レタスクラブニュース


物価が上がり、貯蓄の余裕はないけれど「老後のお金」も心配…という人は多いはず。みんなはどうやって、いくらくらい貯めているの!? 今回は、アンケートの回答者の中から、「このままいけば順調に貯まりそう」「すでに貯まった」という人に、どんな方法で、どのように貯めたのかリアルなお話を聞いてみました。

アドバイスしてくれた人▷深田晶恵さん
ファイナンシャルプランナー、生活設計塾クルー取締役。個人の家計相談や新聞・雑誌への執筆、マネーセミナー講師などで活躍。著書に『知識ゼロの私でも! 日本一わかりやすいお金の教科書』(講談社)など。

【貯まりそう】専業主婦で家計が苦しい時期も節約し60歳時点で3400万円は達成できそう

■なっちょんさん(50歳)


パート勤務/4 人家族(子どもは18、21歳)/大阪府在住
・世帯年収(額面) 900万円
・月収(額面) 50万円
・先取り貯蓄(月額) 18万円
・個人年金保険(月額) 3万円
世帯収入が少ない時期も口座を分けて先取り貯蓄を継続。個人年金保険には20代から加入。上記に加え、妻のパート代月額8万~9万円も全額貯蓄に。

■なっちょんさんの貯め年表
【結婚当初(24~28歳)】
世帯年収(額面) 550万円
貯蓄総額 500万円

【出産・育児期(29~32歳)】
世帯年収(額面) 300万円
貯蓄総額 800万円

現在(50歳)
世帯年収(額面) 900万円
貯蓄総額 1600万円

月10万円以上を貯蓄。今後は我慢し過ぎず貯めたい

収入がそれほど多くない時期からコツコツと銀行口座への先取り貯蓄をしつつ、個人年金保険にも加入してお金を貯めてきたなっちょんさん。出産・育児で退職後は、専業主婦期間を経て33歳からパートで働き、その年収100万円も全額貯蓄に回しています。現在の貯蓄額1600万円に60歳時点で夫800万円、妻1000万円が受け取れる個人年金保険があるため、老後資金3400万円を準備できそうです。

「夫の収入がだんだん上がってきて、子ども2人も大学生。教育費はクリアになりつつありますが、昨年病気をしたことをきっかけに、今まで貯蓄のために家族の中で自分だけ我慢をしていたことに気づき、これからは食べたいものを食べて、有意義にお金を使おうと考えています」

こんな生活で貯まった!

車は持たず、食費月2万円でやりくり


出産・育児で専業主婦だった4年間は、夫の手取り月収19万円だけ。しかし、この間も貯蓄額が300万円増。車は持たず、子どもの洋服は兄の子のお下がり、食費は月2万円でやりくり。「買い物から帰ったらすぐに家計簿を記入し、いちばんけちけちしていた時期(笑)」でした。

車や家は、貯めたお金で買う&繰り上げ返済に
2007年に2800万円で分譲マンションを購入し、2回繰り上げ返済をして、2019年に完済。「住宅ローンの返済がなくなって浮いた分は、もちろん貯蓄に回しています。マンション購入時に現金で一括購入した軽自動車は買い替えず、15年。今も大切に乗っています」

深田さんも推す!マネすべき貯めテク

少ない収入でやりくりできることは、老後にも役立つ
収入が少ない時期にも貯められたことは自信になりますし、節約癖を身につけてやりくりした経験は、今後の年金生活にも大いに役立ちます。そのテクニックこそ、なっちょんさんの財産ですね。銀行の口座を(1)生活・買い物用、(2)教育費用、(3)修繕・将来費用と分けて管理していたそうで、それも◎です。

* * *

いまのうちに節約癖を身につけておくと、今後の年金生活にも役立ちますね。大いに見習いたいものです。

イラスト/CHIHARU NIKAIDO 取材・文/生島典子

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