ひじきは水で戻すというひと手間が面倒で避けてしまいがち。でもミネラル豊富で低カロリー、健康にもダイエットにもうれしい食材なんです。身近に楽しむコツは、長ひじきよりも戻す時間が短い「芽ひじき」を選ぶこと。メインのおかずを作っている間に水で戻しておけば、余計な時間をかけずに調理できます。もっと早く戻したい場合は、軽く下ゆでするのもおすすめ。あとは手早く作れるレシピを選べば、さっと1品完成します!
芽ひじききんぴら
【材料・2人分】
ごぼう…15cm、赤とうがらしの小口切り…少々、芽ひじき(乾燥)…10g、白いりごま…小さじ2、ごま油、しょうゆ、砂糖、みりん
【作り方】
1.ごぼうはささがきにし、さっと洗って水けをきる。ひじきは洗って鍋に入れ、ごぼうと水2カップを加えて強火にかける。
2.沸騰したらざるにあけてしっかりと湯をきり、鍋に戻す。ごま油大さじ1/2、赤とうがらしを加えて強火で炒め、全体に油がまわったら、しょうゆ小さじ2、砂糖、みりん各小さじ1を加えていりつけ、いりごまを加えてさっと混ぜる。
(1人分82kcal、塩分1.0g 調理/本田明子 栄養計算/スタジオ食)
ひじきの旨みと食感が、ごぼうのおいしさを引き立ててくれる一皿。ひじきは水で戻さずにごぼうとともにさっと下ゆでするので、調理時間はトータル5分ほど!
ひじきの副菜は他にもいろいろ。まだあるおすすめのアイデア4つをご紹介します。
豆苗とひじきのサラダ
めんつゆ+酢の簡単ドレッシングをたっぷり吸ったひじきが美味! シャキシャキの豆苗にあえればもりもり食べられます。ひじきは戻してから、ドレッシングとともにレンジにかけて。
しめじとひじきの洋風炒め
赤とうがらしをきかせたピリ辛の炒めものがレンチンで! きのことハムの旨みでひじきがたっぷり食べられます。
ひじきの酢のもの
さっとゆでたひじきとれんこんを、甘酢であえればできあがり! 好みでしらす干しを混ぜても◎。
ひじきのぺペロンチーノ
フライパンにオリーブ油、にんにく、赤とうがらしを入れてひじきを炒め、仕上げにもやしを加えて。このままはもちろん、パスタをあえてもおいしそう!
不足しがちな栄養素を豊富に含んでいるひじき。時短レシピを上手に選べば、普段使いできそうですよ!
文=齋藤久美子(栄養士)