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【初詣】開運のカギは遠くの大社より近くの氏神様? いくつも行っていいの?【年末年始、これだけは知っておきたい】

  • 2021年12月30日
  • レタスクラブニュース


お正月の恒例行事といえば新年の初詣。
初詣のしきたりを、「現代礼法研究所」主宰の岩下宣子先生に教えてもらいました。


初詣は家族を守ってくれる氏神様にまずご挨拶を



初詣は元日に行くものでしたが、最近では三が日や松の内と呼ばれる1月7日頃までに行くのが一般的です。
本来、初詣は大晦日から元日にかけて行くのがよいとされていて、大晦日には日没とともに天から降りてくる年神様に1年のお礼をし、元日には年神様に新年の祈願をするという意味がありました。
また、大晦日から元日に年をまたいでお参りすることを「二年参り」といい、ご利益も2倍になるとして地方各地で習慣化されています。

「初詣は、まず自宅近くの氏神様にお参りすることが大切です。氏神様は地域を守ってくれる神様なので、家族の健康と安全を近くから見守ってもらえるよう祈願しましょう」(岩下先生)

氏神様の場所を知らないという人はこの機会に調べて、家族の節目にお参りする場所にすると心強いでしょう。

よりパワーがもらえる恵方参りで開運を引き寄せよう!

初詣にはもう一つ、「恵方参り」というものがあります。
恵方とは、その年の福徳を司る神様「歳徳神(としとくじん)」がいる方角のことで、自宅から見て恵方にある神社や寺院をお参りするのが「恵方参り」です。



恵方はその年の干支によって定められ、毎年変わります。
2022年の干支は「壬寅(みずのえとら)」なので、恵方は「北北西」です。
恵方参りをする場合、自宅から半径750m以上離れた恵方の延長線上にある神社仏閣や教会にお参りをすると縁起がよく、開運につながると言われています。
ただし、お墓のある寺院と稲荷神社は神様とつながる場所ではないので避けましょう。

「初詣は何回してもいいので、まず氏神様や恵方の神社をお参りしてから好きな神社をお参りしましょう。また、お参りの際はきれいな服装を心がけてくださいね」(岩下先生)

服装について特に決まりはありませんが、神様にご挨拶に行くので、大切な人に会いに行く時と同じように、きちんとした服装が望ましいでしょう。

初詣はお正月だけですが、恵方参りは新年のほか、立春、春分、夏至、秋分、冬至も効果が高いと言われています。
開運を引き寄せたい人は、季節ごとにお参りをしてパワーをもらいましょう。





教えてくれたのは
岩下宣子先生
「現代礼法研究所」主宰。NPOマナー教育サポート協会理事・相談役。30歳からマナーの勉強を始め、全日本作法会の故・内田宗輝氏、小笠原流・故小笠原清信氏のもとでマナーや作法を学ぶ。現在はマナーデザイナーとして、企業、学校、公共団体などで指導や研修、講演会を行う。『日本人なら知っておきたいしきたり大全』(講談社)、『40歳までに知らないと恥をかく できる大人のマナー260』(中経の文庫)など著書多数。近著に『相手のことを思いやるちょっとした心くばり』(三笠書房)。

取材・文=田辺千菊(Choki!)



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