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朝、体を重く感じたり、落ち込んだり…コロナ禍の「うつうつ」した気持ちから抜け出すには?

  • 2021年6月24日
  • レタスクラブニュース
外出や行動の制限など、コロナ禍が変えた日常も、1年以上が過ぎました。
最近、朝起きたときに体を重く感じたり、なんとなく気持ちが沈んだり、ため息が出たり、休日もダラダラ過ごすことが増えた……という方、多いのではないでしょうか? 
実はそれ、あなただけではありません。

救急医や産業医として医療の最前線で活躍する医師・石川陽平先生によると、「気軽に人と会えないなど、制限の多い新しい環境に慣れることができず、これまでにない形で体調を崩す人が広がっています」とのこと。
病気とまではいかないけれど、気分の「うつうつ」を改善する実践テクニックを、石川先生に4つ教えていただきました。

自分の気持ちに目をつぶらない

自分が「何に」うつうつしているのか、気づいていますか? 
何かに対して怒っている、恐れがある、悲しい、苦手だ…。

嫌だな、つらいな、とまでは感じていても、そのマイナスの感情が具体的には何かまでは目を向けずに、そのままズルズルと進んでしまうケースが多いと思います。
布で覆って隠してみても、「うつうつ」した気持ちは消えません。

こんな時は、今の気持ちを紙に書いてみる、ひとり言で言ってみる、
人にポロリと話してみる、などで、自分が何を感じているのかに目を向けることができます。
自分の感情を知ることが、うつうつを解決する糸口になることは多いのです。




睡眠を意識しすぎて、無理をしない

睡眠は毎日同じリズムでとるのが理想的ですが、夜型か朝型かは、ある程度、遺伝で決まっています。
そもそも、適切な睡眠時間は、人によってまちまち。
だから、意識しすぎず、寝つけなかったら粘らない、無理に朝型になろうとしない、など、自分の体質にあった昼夜のリズムを刻みましょう。




数分でもOK! 深呼吸をしてみよう

呼吸を深くするだけで、うつうつの改善につながります。
数分でも試してみて、少し落ち着いた気持ちになっていれば、成功です。

Step1:目を閉じて、深呼吸をゆっくり数回する
Step2:深呼吸を続けながら周囲のものが暗くなり、音も消えていくイメージを持つ
Step3:自分の呼吸だけに意識を集中させる




好きなことをする、「推し」を見つける

休日に何もする気がおきないこともありますよね。
そんな時も、格別な趣味がなくても大丈夫です。
ちょっと気になって好奇心が湧くことや、昔、好きだったことを再発掘するなど、なんとなく「好き」や、今はこれが「推し」、と思えることを見つけたり、楽しんだりすることで、気分は少しずつ変わっていきます。




これまではとはガラリと変わってしまった今の日常になじめず、うつうつしてしまうのは、だれにも起こることです。
だからこそ、ちょっとずつ、考え方や感じ方にひそむの無意識のクセに気づいて、手なずけたり、緩めたりしていきましょう。
「うつうつ」から抜け出す実践テクニックは、意外と簡単なことばかり。
不要不急の「好き」を楽しんだりすることで、「うつうつ」と、さよならできるかもしれません。

文=波多野公美、イラスト=すぎやまえみこ

著=石川 陽平/「無意識のため息が驚くほど消えて うつうつしなくなる」(KADOKAWA)


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